遠くに見える火をぼんやり眺めている

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DaiGoさんが炎上してるの、全く興味なかったけど、僕の周囲の炎上ウォッチャーさんたちが取り上げてるので、ちらっと火事場を覗いてみた。野次馬のオレ。

DaiGoさんとは、一度だけイベントでお目にかかったことがある。あちらが登壇者で、こちらが観客みたいな立場で。なんか、サイン本をもらったかな。その程度。個人的な付き合いはない。

Clubhouseが流行り出した時によくそこにいて、彼の発言や論調に「あれ?」となったのは記憶してる。SNSで発信する人たちを揶揄する内容で、なんでこんなことを言うんだろうって、ちょっと嫌な気持ちになった。

で、今回の炎上案件。わかったことは、「彼は子供なんだな」ということ。思いやりや、共感力が欠けていて、思ったことをすぐ口に出して言ってしまう。トゲのないように言うのが難しいけど。自我が強くて、自分の興味あることしかやらないから、周りから見ると飛び抜けている部分と、未熟な部分が混ざってる。そんな、子供。

面白い人だとは思う。保護されるべきネコは、DaiGoさん自身なのかも。あるいは、彼はネコに自分を投影している?人に助けられたことがないって言ってたけど、人の親切や、世の中にいる縁の下の力持ち的な陰のサポートを感じられないのは、やっぱり感じ方が未熟だからなのかもしれない。いや、知らんけど。

僕も、大学卒業後、一時期ホームレスに近い生活をしてたことがある。それは、あえて自分が選んだ道だけど。いかに若くて、健康で、やる気に満ち溢れていても、社会から必要とされずにはみ出してしまうことってあるんだよね。という現実を知識としてではなく、経験として僕は学んだ。

幸い、なんとか仕事は見つかって、路上生活者になる前にたまたまフォトグラファーとしてキャリアをスタートすることはできたけど。アート学生が普通に仕事を手に入れるのはたいへんだし、かつアメリカだったから。外国人として仕事を見つけるのはホームレスになるくらいの覚悟が必要だった、と。家がないまま職探しをしていたホームレスの期間は、わずか数週間だったと思うけど、すごくキツかった。先の見えない不安。目をつぶって歩いているような。就職できた時は、心底安堵した。

だから、ホームレスの命が軽いなんてこと、僕は絶対に思わない。

あー、思い出した。このイラつき方は、グッドウィルハンティングの、ロビンウィリアムスが演じた先生が感じたものに近いかもね。

まぁ、寝て起きたらまた忘れてるかも。金曜夜、ちょっと夜更かし。

なんかいろいろ腑に落ちたので、ブログに残しておく。

by t0maki | 2021-08-14 04:01 | Comments(0)