ロンドンと東京の二つの世界が交錯した瞬間

ロンドンと東京の二つの世界が交錯した瞬間_c0060143_23372542.jpg

ロンドンとマニラ、ブカレスト、そして東京のメンバーが集まった定例ミーティングが終わって、その日の仕事は終了。リモートワークなので、ノートパソコンを閉じるだけですけどね。

図書館から、予約した本が届いたとのことで、行ってみたら休みだった。そのまま、少し走る。2日前に摂取したモデルナの痛みが、まだ肩全体に残ってる。2回目のワクチン接種で、前日までは38度以上の熱があった。身体が正常に反応しているのは、良いことだ。

雨が降りそうなので、早々に走るのを切り上げて家に帰る。夕飯を食べて、シャワーを浴びて、ブログを書こうかなどと思いつつ、ついダラダラとパソコンでYouTube動画をつまみ食い。

このまま1日を終えるのはなんとなく不完全燃焼な気がするので、ランニングシューズを履いてエイヤと外に出る。

少し小雨が降る中、走り出す。イヤホンで、宇多田ヒカルの『One Last Kiss』をエンドレスループで聴きつつ。

ひとしきり走り、Tシャツが絞れるほど汗と雨とでびしょびしょになり、少し休憩。ふと思い立って、優美堂で展示していた柳井さんの音声ファイルが聴けないか、スマホの履歴を漁ってみる。ロンドンで、10km走る音声を録音したもの。

間もなく見つかり、その音声を聞きながら、隅田川沿いを走る。走る店舗が違うので、柳井さんの走るリズムに乗っかるというよりは、その隣で走っているような感覚に。足音と息遣い、そしてロンドンの街を歩く人の会話や、車の通り過ぎる音などが聞こえる。時々、車から流れる音楽なのか、あるいは通り沿いの店から流れるBGMなのか、ポップな音楽も聴こえてくる。

隅田川を見ながら、ロンドンの街を走っている錯覚。まるで、世界が二重写しになっているかのような。バイクの音がして振り返ると、それはロンドンの音声で、現実にはそこにいない。

約1時間のその音声ファイルを40分聴いたところで、家に着いた。音声の中の柳井さんはまだロンドンを走っている。東京の僕は、静かにイヤホンを外す。二重写しの世界が、またシングルレイヤーの通常運転に戻った。

10月の東京オリンピックに向けて、僕はここ最近走るトレーニングをしている。そして、今は日本にいる柳井さんも、ロンドンに帰ったら、ロンドンマラソンに参加するそうだ。お互いに、はじめてのマラソンチャレンジ。

東京ビエンナーレが、ほんの束の間、2人の世界を交錯させたのだ。

by t0maki | 2021-08-13 23:37 | アート | Comments(0)

書くこと、つくることが好き。旅をしながら写真を撮ったり、製品レビューをしたり、思いつきでいろんなところに飛び込んでみたりします。英語と走ることが得意。

カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31