『keememej』を観て再びマーシャル諸島に思いをはせる #keememej
2021年 07月 30日

「映画をつくる!」とマーシャル諸島に飛び込んでいった大川さん。その9年間の記録がこの映画に詰まっている。映像と音を通じて、その大川さんの視線をたどるかのような。そんな疑似体験を映画を観ながら感じました。
前作のドキュメンタリー映画『タリナイ』を拝見したのは、2018年の秋。今は閉館してしまったUPLINK渋谷で行われた、トークイベント付きの上映で。劇場のスクリーンを通して、マーシャル諸島の人々や、そこでの暮らしとともに、時々出てくる第二次世界大戦の痕跡を感じました。当時日本軍がつくった建物や武器などの遺構や、現地の人の言葉に時々出てくる日本語の単語など。年配の方々の中には、いまだに日本語を覚えている人もいる。
佐藤勉さんの父、佐藤富五郎さんは、第二次世界大戦中にマーシャル諸島へ派遣され、終戦の4か月前に亡くなりました。その最後を迎えた場所を探して、佐藤勉さんは大川監督たちとともにマーシャルを訪れました。現地の人たちと触れ合い、マーシャル諸島に残る旧日本軍の跡を見つめつつ、『タリナイ』すなわち現地語で「戦争」について思いをはせる。
今作『keememej』は、前回の撮影から3年後のマーシャル諸島を再訪しつつ、佐藤さんを中心とした前作のその後を描きながらも、大川さんが今まで撮影した過去の映像なども組み込まれ、この映画自体が独立した作品になっています。現地で『タリナイ』を上映した際、マーシャルの人たちが理解しやすいように付けたタイトルが「憶えている」という意味の『keememej』でした。そして今回、日本で公開されるこの新作も、『keememej』というタイトルで公開されます。
まずは、7月30日と31日限定で、Vimeoからのオンライン配信。つい先ほど、監督の大川さんと、プロデューサーの藤岡さんによるアフタートークをYouTubeで視聴しました。明日、31日も21時からアフタートークがあります。ぜひ、映画を観てから参加してみてください。
自由に旅をしたり、集まったりするのが難しい今だからこそ、観て良かったと思えるドキュメンタリー映画作品でした。
by t0maki
| 2021-07-30 22:55
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