優美堂との出会い、飛び込むこと

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たまに、お声がけしてもらってイベントに登壇したり、個人主催の勉強会なんかをやってみたりしていますが。
以前、「飛び込む技術」っていうようなテーマでお話をさせていただいたことがあって。まぁ、「面白そうなことを見つけたら飛び込んでみると良いよ」っていうようなことを訥々と述べるだけの内容なのですが。

意外と、簡単そうで難しい。飛び込むってこと。

やっぱり、先が見えないと不安だし。失敗したらどうしようって思うし。一歩が踏み出せない人って多いと思う。
僕も、実は人見知りだし、知らないところに飛び込むのは不安だなって思うのですが。
でも、時々「これは、絶対に飛び込んでおいたほうがよい!」っていうチャンスが目の前にやってくることがあって、そういう時はなんとしてでも飛び込むようにしています。なんか、分かるんですよね。「これはいっとけ!」っていうのが。

普段から、自分が興味を持っていることに対してアンテナを広げて、追いかけておくのが大事。なんとなく、自分が好きなものを把握しておけば、それが目の前に現れた時にすぐに気づくことができるでしょ?

僕が、この「優美堂再生プロジェクト」に巡り合えたのも、そうやって自分が好きなものを追いかけていたから。

東京ビエンナーレ、3331 Arts Chiyoda、中村政人さん、神田、アート、DIY、古民家再生。いろんなキーワードがハマった感じ。中でも「富士山」の看板がドンピシャな感じで。アーバンアルピニストっていう肩書を名乗って、都内で登らない山登りなんていう遊びをやっているので、この富士山を見た時は「なにがなんでも参加しなきゃ!」って思った。なので、飛び込むのはとても自然なことでしたよ。

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最初に建てられてから、80年経っているそうです。この、優美堂。もともとは、額縁屋さんだった建物。
以前、この近くの会社に勤めていた頃、何度かお店の前を通ったことがあります。

ホコリまみれになりながら、3,000点という大量の額縁を運び出し、床や壁を剥がしてから、土台や柱を補強しつつリノベーションしていく作業。
言葉にすると簡単だけど、ひとつひとつの作業はとても地道で、たいへんでした。とにかく、最初はホコリがすごかった。80年分のホコリの体積。ここで作業をすると、その後3日間くらいは顔の穴という穴から真っ黒なホコリが出てくるという。

最初はガンガンバールを使っていろんなものを剥がしていって。そのうち、タッカーを使って防水シートや断熱材をインストールして。インパクトドライバーを駆使して壁板を貼ったり。丸鋸やノミ、定規やメジャー、ゲンノウ、鋸、エアコンプレッサやジャッキまで。なにやらいろんな便利な道具がどんどん出てきて、使い方を教わりながら一つ一つ覚えていく。ものすごく楽しい。コンクリートをドリルで壊すハツリを体験したり。べニアを壁のサイズに合わせて丸鋸でカットしたり、あるいは柱をボルトで固定するための臍をつくったり。ここでの毎日は、学びと経験の連続で、本当に楽しかった。腕や手が、一回り大きくなった気がします。

7月上旬にオープン予定。東京ビエンナーレの期間、ここでいろんなイベントなどが開催される予定。僕も、街歩きの企画をやらせてもらう予定です。
まだまだ作業はあるので、楽しみながら参加したいと思います。






by t0maki | 2021-06-17 21:54 | 優美堂 | Comments(0)