「ホシノオノマトペ(Astro_dialogue)」を体験

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あー、面白かった。

この、「ホシノオノマトペ」という、カードを使った対話のセッション。
ほとんど何も知らない状態で参加させてもらったんですけど、擬音語・擬態語をフックにしてどんどん頭の中でイメージが広がっていって、気づけばストーリーが構築されているの、すごい。内観・内省をするカードセッションとのこと。土曜の朝の60分、かなり有意義な時間でした。

まず最初に、軽く会話。このセッションの趣旨とか流れを伺います。その後、テーマを決めます。具体的な自分の関心事でもよいし、あるいはカード任せでテーマを決めることも可能。で、5枚のカードを引いて、そこに書かれているオノマトペについて対話をしながら、自分の内側にあるイメージや価値観をつなげていってカタチにするような感じ。で、セッションが終わるとそこにひとつの物語が生まれている、と。

どんなテーマにするかが、結構大事ですね。今回僕は、カードまかせでお願いしました。
「パートナーの収入」とか「みんなの財産」といったキーワードから、なんとなく頭の中でイメージしたのは「恩送り(Pay Forward)」という内容。僕が興味を持っている内容です。以前、お金のいらないフリマ企画をやったときも、これがキーワードでした。

そして、5枚のカードがそれぞれ物語の一部となっていて、全体としてジャーニーになっているという。
最初に引いたカードがヴィジョンを表して、いうなればそれが物語の世界観。目的やゴールは何かということ。
そこに、障害となるものが現れ、対峙する。
仲間や友達が、解決するきっかけとなり。
物語の盛り上がり部分、ゴールを達成する力。
そして、目指すものが達成される、と。

これを、カードに書かれたオノマトペを使って対話していくことで、物語が構築されて道が見えてくる。

参考までに、僕の場合。

1.PAKATT
誰にとっても開かれた世界。財産を共有して、誰もが安心して過ごせる空間。
パカッと開放的で、草原のように居心地の良い場所。

2.PUKA PUKA
英雄譚で言うところの、敵は?プカプカという言葉のイメージで、なんとなく水面に浮かんでいる「異物」を想像しました。
安らかな空間の中で、古い価値観にしがみついている者とか。富を占有しようとしている人とか、そんなイメージ。

3.NOBI NOBI
解決していくきっかけは、ノビノビ。開放的で自由な空間で、ノビノビとすべてを共有できる仲間ですね。気兼ねなく、そこに一緒にいるだけで幸せだと感じられるような。

4.KOTSU KOTSU
そして、そういった空間を構築するには、やっぱり少しずつ少しずつ、積み重ねが大事。コツコツ、と。
理想の空間は、すぐにはつくれない。少しずつ積み重ねていくもの。

5.GACHATT
そして、そのゴールが達成した瞬間。擬音的には「ガチャ」ですけど。いつの間にか、いろんなものがかみ合って、バランスよく機能している状態ですね。思いやりがあって、人の心と心が繋がっていて、みんなの居場所がそこにある状態。これが、ゴール。

いわゆる、ユートピア的な、理想郷なんだろうけど。天国とか、架空の空間ではなく、この現実世界の延長上にみんなでつくるものというイメージです。つまり、みんなで思いやりのある優しい世界を作っていこう、と。そういう、みんなで達成する未来の世の中。

いろんな社会課題をコツコツとみんなの努力で解決していくこと。ひとりひとりがそこに居場所があり、活躍できる世の中。
セッションの中では、そのジャーニーに『そよそよ』というタイトルをつけましたが、まだいまいち「これだ!」っていうタイトルは見つかっていないです。その、目指すべき世の中に最適なオノマトペって、なんだろう?

しばらくは、それを探しながら人生を歩んでいければと思います。


by t0maki | 2021-04-03 10:40 | Comments(0)