旅をするなら『檸檬』と一緒に

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久しぶりに、梶井基次郎さんの文庫本を引っ張り出してきて、目当ては『檸檬』を読むため。散歩中の公園のベンチで、活字を目で追う。

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そうか、この作品は1924年に書かれたものなのか。

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で、この本は昭和35年に刷られたもの。1960年だから、今から61年前ですね。
漢字も、ところどころ旧漢字。この本、多分アメリカに住んでいた頃に、地元の古本屋さんで買ったか、知人から譲り受けたか、出自は忘れたけど、旅行をするときはよく持ち歩いていた思い出。一度、この本を持たずに旅に出てしまったときに、どうしても途中で読みたくなって、旅先の本屋で『檸檬』を買ったりなども。

でもやっぱり、この変色した古い文庫本が好きなのですよ。質感とか、匂いとか。
また、この本を持って旅がしたい。


by t0maki | 2021-02-15 23:49 | ライフスタイル>映画・書籍 | Comments(0)