『怪しいクレヨン箱』と8年前のレシート

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1時間半歩いて目的地の日本橋にたどり着いた頃、なぜかとても活字が読みたくなった。ネット上のデジタルのテキストではなく、紙に印刷されて製本された文章を。
その足で、神保町の古書街へ向かったのだが、「いや、ここでまた新しい本を買うよりは、自宅にある“積読”状態の本たちを少しでも消化しなければ」と思って、そんなこんなで久しぶりに本棚をあさって、めぼしい本をいくつか引っ張り出してきたところです。

阿刀田高さんの『怪しいクレヨン箱』、懐かしい。多分、一番最初に読んだのは高校生の頃だったと思う。当時、星新一さんや、筒井康隆さん、小松左京さんなどの買いたショートショートや小説を学校の図書館にあるだけ読み漁ってて、その流れで阿刀田さんの本も読むようになった。

50円の値札が付いているから、どこかの古本屋で買ったものだろう。久しぶりに開いてパラパラとページをめくっていたら、しおり代わりのレシートが挟まっていた。

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2013年4月13日の日付。今から約8年前。深川めしとペットボトルのお茶を買っていることから、多分旅をする時にこの文庫本を持参したのだろう。
そこで、自分のブログの過去記事を探してみた。すると、この記事が見つかった。



なるほど、この日はサントリーの白秋蒸留所へ行ったんだ。大人の遠足。
とても美味しい、ハイボールの作り方を教わった記憶がある。そうか、あれからもう8年も経っているのか。

こういう時に、ブログは便利だ。

by t0maki | 2021-01-24 16:03 | ライフスタイル>映画・書籍 | Comments(0)