今年の映画初めはこちらの作品
2021年 01月 02日

家族で観てきました。劇場版、鬼滅の刃。嫁さんと娘は、Netflixでアニメ版を全部観てるんだけど、僕は最初の二話だけ。それでも、映画版も楽しめました。
ストーリーが分かりやすい。登場人物の背景を知らないので最初は入り込みにくいんだけど、キャラが分かりやすいので大丈夫でした。黄色い髪の少年と、鬼になった妹の登場が少なかったけど、それは劇場版のストーリー上の調整ですよね。
ストーリー的には、「終わったー」と思った後にまたもう少し続いて、最後は「乞うご期待」で終わったので、三部作の一部と二部を観た感じで。
バトルシーンは、ビデオゲームを彷彿させるような感じで。eSportsのすごい人のゲームを観戦してるような気分にもなりました。
ヒーローと、ヴィランと、その他大勢のエキストラという感じで。ほぼワンシチュエーションと、所々にキャラを深掘りする回想シーンなど。
壮絶なバトルシーンを描いてるのに、全体的に「優しい視線」みたいなのがあって、これが作者の特長。人気の要素なのでしょうね。
今までの、勧善懲悪とも少し違う。人間の弱さも受け入れつつ。ただ、鬼はあくまで鬼。そこは、相入れない、と。
あくまで、映画だけの印象ですけど。
鬼が象徴するものって、例えば「金の亡者」的な悪の存在なのかなとか少し思った。一度そちらに落ちてしまうと、戻って来れなくなる境界の向こう。他人の金を搾り取る、みたいな。全能に見えるけど、暗いところでしか活躍できない。金が価値を発揮する場所だと全能だけど、それ以外の場所だと威力は消滅する。そんな感じ。
自己を磨いて高みを目指す。仲間から認められる。男の子が好きそうな作品だけど、この大正のレトロな世界観がより広い層の観客に支持されてる理由のひとつですかね。しっかり、心を掴まれて、揺さぶられる感じは、ストーリーの巧さ。アニメ版や原作にも興味を持ちました。
by t0maki
| 2021-01-02 10:21
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