海の上を列車が走ってたんだって。品川一帯が埋立地になるよりも以前に、東京湾の浅瀬に「高輪築堤」っていう線路を敷設するための細長い埋立地をつくり、そこを石垣で覆ってその上に線路を敷設した、と。明治5年に鉄道が開業した頃に造られたらしい。ちょうど、お化けトンネルと高輪ゲーウェイ駅の間あたりの再開発現場で、その遺構が発見されたことがニュースになってたので、見に行きました。
直接は見えなかったんだけど、「あの辺にあるんだな」ってのは分かった。
この日は、ちょうど目黒から品川へ、城南五山のうち未到達の三山(花房山、池田山、島津山)を登る予定だったので、この辺りをぶらぶらしてたら、街歩きの知人が教えてくれました。すごいタイミングだったなー。
品川の八ツ山と御殿山などに登る町歩きを僕が企画して開催したのが9月。そのあとに知人が高輪と三田を巡る町歩きを開催して、僕が参加。その合間に、品川から台場へ歩いたり、お化けトンネルを通ったり。で、今回この遺構の発見。そのタイミングとか、場所とか、時代とか、全部繋がりがあって面白い。