素敵な本屋さんとの出会い

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学生の頃、製本会社でアルバイトをしてたことがあるんですよ。大きなトラックで印刷会社からページの束が届いて、それを製本機にセット。機械がものすごい勢いで紙を順番に束ねていって、完成した本がベルトコンベアから流れてくるという。バイトを始めたての頃は、その流れてくる本や雑誌の束をひたすらパレットに積む作業。軍手はしているんだけど、雑誌の表紙の固い部分が腕の内側に触れると、皮膚がスパスパ切れるんだよね。今でも覚えているのは、ニッセンの通販雑誌。これがね、束になると重いんですよ。10㎏とか、15㎏とか、普通にある。これをベルトコンベアからパレットに積んでいくんですが、持ち上げるときに「うんっ」って感じで力んでしまうと、あっという間に酸欠になって動けなくなる。コツはね、大きく深く呼吸をしながら、持ち上げるときもいきまないこと。大きな呼吸をずっと続けながら、ひたすら機械の一部になったような感覚で、本の積み下ろしを続ける、と。4時間の作業を3回、1日に12時間働いてました。

贅肉がスコーンと落ちて、その代わり腕が異様にむくんで、グーの拳が握れないほど、指が太くなった。腫れあがった感じ。当時、スウォッチの時計をしてたんだけど、腕がどんどんどんどんむくんで太くなってくので、一週間に1つずつベルトの穴がずれていった感じ。

と、ここまで書いて。なんの話だっけ?

そうそう、本屋の話。本屋の、あの真新しいインクの匂いを嗅ぐと、当時の製本会社でのアルバイトの体験を思い出すのですよ。

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先日、とても素敵な本屋を訪れました。取材で、というか、取材のお供で、という感じなのですけど。本屋さんにその本のセレクションのこだわりを伺ったり、本にまつわる話をしたり。もともと本は大好きですからね、とても楽しい時間でした。

本屋さんでの、本との出会いって、良いですよね。
これは、オンラインではできない体験。
本棚の間を歩きながら、時々本を手に取って、中をパラパラとめくりつつ、気に入った本を購入する。セレクションが素敵な本屋さんなんかにいくと、棚ごとまるごと本を買いたくなる時がある。今回取材で訪れたSPBS(Shibuya Publishing & Booksellers)さんも、まさにそんな本屋さん。とにかく、そこに置いてある本が「あ、これも。これも!あー、これも!」みたいな感じで、興味ある本、読みたい本が目白押し。

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街歩きから、建築、哲学。写真集や、コミック。旅の本や、料理、デザインなどなど。特徴的なテーマの本が、まるでグラデーションのように並んでる。どの棚から見ても楽しめるし、じっくり時間をかけながら眺めていくのは楽しいですよ。

最近、特に外出自粛期間の間はオンラインで本を選ぶことに慣れてしまってましたけど、こういう本屋での体験はやっぱりいいなぁと思うわけです。




by t0maki | 2020-10-03 12:37 | イベント・スポット | Comments(0)

書くこと、つくることが好き。旅をしながら写真を撮ったり、製品レビューをしたり、思いつきでいろんなところに飛び込んでみたりします。英語と走ることが得意。

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