【PR】『場から未来を描き出す』を読んでスクライビングを学ぶ
2020年 09月 20日

英治出版からの、新しい本。
先日、出版社の方にインタビューさせていただいて。その流れでこの本のモニターに応募。とても興味があるテーマでしたので。

「スクライビング」をテーマにしたアメリカの書籍の、和訳本です。
スクライビングとは、簡単に言うとグラフィカルな議事録ですが、記録に留まらず、論点の可視化や、解決に導く手法としても注目を集めていて、グラフィック・レコーディングや、グラフィック・ファシリテーションとも類義の言葉。
ビジネスやイノベーションの現場などでよく使われていますね。これ、できる人すごいよな、と。普通にノートを撮るだけでも大変なのに、それを全て理解して俯瞰しながら、かつイラストや文字にしてわかりやすく時間内にまとめていく、と。もうこれって、特殊技能の領域。
そのやり方や、考え方、活用の仕方のヒントになるのがこの本。スクライビングとは何か、というところから、それを生かしてどうやって議論を展開して未来をつくっていくか、というところまで。実践モデルなども含めてわかりやすく紹介されています。
4つの感情と、それぞれの「入口」について書かれているんだけど、ここらへんの概念はちょっと「ん?」ってなった。
悲しみ→恋人への入口
恐れ→魔法使いへの入口
怒り→戦士への入口
喜び→君主への入口
この切り口って、西洋の神話にありそうなストーリーテリングのメソッドにも繋がってて、これはこれで、少しずつ本書を読み解いてくと理解できると思う。
個人的には、おもちゃのアメフトボールを当てられて不機嫌になる著者の心持ちが面白いなとか思ったり。そこらへんの、プライドとか。自意識。誇りとか。よく現れてますよね。
尊敬に値する仕事。なのに、世間に認められにくい部分もあったりしつつ。そういった意味で、この本はスクライビングの役割や価値を理解して広めるのに役立つ本だと思います。
by t0maki
| 2020-09-20 13:51
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