おそらく自分の人生の中で一番忙しかった15週間

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ネバダ州のリノで大学に通っていた頃の話。
大学卒業に必要なのは、124単位。1年に32単位だから、夏学期と冬学期にそれぞれ16単位ずつ取ればよい。
つまり、一週間に16時間分のクラスを受講し、宿題や課題を提出する、と。

僕が所属していたアート学部の場合、作品制作はほぼ自分の時間を使ってつくり、授業はもっぱら作品の発表と批評に費やされる。
その学期は、確か陶芸と油絵、それに現代彫刻か何かが重なっていたと思う。とにかく、3つくらいアートのクラスを受講していて、それだけでもかなりな量の時間を制作に費やさなければならず、めちゃめちゃ大変だった。

それに加えて、アート以外のクラスでも課題が多く。要は、自分のキャパに対して、その上限をゆうに超える分量のクラスを受講してしまったということ。
ちょうど、人類学部からアート学部へ転部決意したか、決意しようとしていた頃で、自分がアートのクラスの中でどこまでできるかを試していた頃。さらに、一般教養のクラスもだんだんレベルが上がってきて、課題の量も増えていた。

中間テストや、期末テストの他、エッセイと呼ばれるレポートの提出がかなりあって、いろんなクラスのものを合計すると、1学期間に30個以上のレポート提出の課題があった。1学期は15週間だから、毎週平均して2つはレポート課題の提出があったということ。もちろん、アメリカの大学なので全てのレポートは英語で提出なのだが、当時スペイン語も受講していたので、スペイン語でのレポート提出も混じってた。

おそらく、その頃の自分は人生の中で一番せわしない生活を送っていたと思う。
いくら時間があっても足りない。いつも締め切りに追われている。自分が消化できる限界を超えた分量の食事を口に詰め込もうとしているような。
その後、社会人になってかなり忙しい時間を過ごしたこともあったけれど、あの大学での1学期にくらべたら全然余裕とさえ思える。

自分で選んだ道なので、頑張れたのだと思う。
そういう、自分の限界に挑戦することで、生きている実感がわくというか、人生に価値を見出すというか。
別に、誰に頼まれたわけでもなく。不必要な努力ではあるかもしれないけど、自分が決めたからには、何があっても進もう、と。

たまにはそういう、限界への挑戦も、良い経験になりますよ。


by t0maki | 2020-07-26 23:01 | Comments(0)

書くこと、つくることが好き。旅をしながら写真を撮ったり、製品レビューをしたり、思いつきでいろんなところに飛び込んでみたりします。英語と走ることが得意。