『マーウェン』、めっちゃ面白かったけどなぁ

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『マーウェン』予備知識なしで観始めたら、めっちゃ面白かったよ。でも、興行成績と評判は良くないらしい。なんで?

エンディングで、2度びっくり。
まず、これが実話に基づいてるって、びっくりでしょ。完全にフィクションだと思ってたから。
と、これがロバート・ゼメキス監督だと知ったのがもうひとつのびっくり。いや、そう言われたら、納得だわー。タイムマシンとかね。

これって、劇中劇とリアルのバランスが抜群。
リアルを見せすぎない。ウェンディとか、カールとか、もちろんニコルも、見せすぎないところが良いんだよね。全部にオチを付けたくなるところを、あえて良い感じのところで止めてる。

と、劇中劇のストーリーの拙さも、すごい良いんだけどなぁ。評判の良くない部分って、劇中劇の部分じゃないかなと思うんだけど、あれは、あれで良いんだよ。あえての物語のクオリティなんだから。主人公が混乱しているのが良く分かる。

ただ、教会の中のシーンで、首がぐるんと回るところはちょっといただけない。あれは、たぶんパイロットか何かでつくったのだと思うけど、単体ではあれも面白いけど、全部繋げてみた時にあのシーンはちょっと違和感ある。

逆に、死んだときに人形に戻るのは好きだけどね。

ストーリーも、視覚効果も、すごく好きだけどなぁ、僕は。
何が、評判が悪いポイントなんだろうか?

悪者5人のキャラクターが深掘りされてないから、最後スカッとしないとか?暴力をふるったってのと、タトゥーだけでは弱い?

映画の中だけでなく、実際の世の中にも、男性のハイヒールフェチが受け入れられてないってことなのだろうか?ヘイトクライムの部分が共感されなかった?そんなことはないと思うんだけどな。

スティーブ・カレルさんの演技も良かったし。
ストーリーもすごく作りこまれててよかったよな。
そして、バック・トゥ・ザ・フューチャーのオマージュを、ロバート・ゼメキス監督本人がやるなんて、最高だよね。

というわけで、僕はとても面白かった。好きな映画でした。


by t0maki | 2020-06-03 22:41 | ライフスタイル>映画・書籍 | Comments(0)