1997年のシカゴの写真を手掛かりに、ストリートビューでその場所を探す

1997年のシカゴの写真を手掛かりに、ストリートビューでその場所を探す_c0060143_12464091.jpg
昨日の夜から、24年前に15日間かけて列車でアメリカを巡った旅を思い返しながら、当時の写真やGoogleマップ、古いガイドブックなどを使って、記憶とバーチャルの旅をしています。

前回の記事はこちら。

リノからシカゴへ!24年前のアメリカ長距離鉄道の旅を辿るバーチャルトリップ

1996年12月30日を出発して、2泊3日の列車移動で正月にシカゴに到着。「Tokyo Hotel」っていう、名前は日本っぽいけど実際泊まってみたらそうでもないホテルに泊まったってところまでを前回書きました。

Wikipediaには、このホテルのことを「売春と犯罪の巣窟」みたいに書かれていたけど、僕が泊まった時はそうでもなかったですよ。確かに、照明は剥き出しの裸電球だったし、壁はボロボロで剥がれそうだったし、浴室のキャビネットを開けたら黴臭かったけど、それは都会の安ホテルであればそんなもんだし。

エレベータの扉が壊れててね、中におじいちゃんのスタッフが常駐してて。扉を閉めて固定するのに、折り曲げた段ボール紙を使ってたのは今でも記憶に残ってる。僕はむしろ、こういう宿の方が意外と落ち着きます。

というわけで、今朝はそのバーチャル旅の続き。
1997年1月2日の、シカゴでの朝を振り返ります。

ホテルをチェックアウトした後、僕は初めて訪れたシカゴの街をのんびりと散策しました。
その時に撮ったのが、冒頭の写真。
朝靄が濃くて、ビルの上の方が霞んでいます。出勤途中の女性が写ってますね。
雨上がりだったのか、道路が濡れています。

橋を渡っているところだったのは、覚えています。ただ、それがどの橋だったか覚えていない。
Googleマップのストリートビューで、ホテルからユニオンステーション駅までのそれっぽい道を辿ってみましたが、なかなか見つからない。
もしかしたら、もうこのビルも建て替わってしまったのかなぁ、などと思いつつ。

ブラウザー上で、公園の中を散策したり、シカゴ美術館を除いたりしていたら、昼食の時間に。
「お昼出来たよ」って嫁さんが呼びに来たので、ここでいったん中断。

食事をした後、もう一度Googleマップを広げたら、わりとすぐにリンカーンの像が見つかって、「あ、ここは覚えてる!写真も残ってるぞ」と気づき、そこから駅への道を辿ったら、上記の写真の場所が見つかりました。

グラントパークを抜けて、イースト・ジャクソン・ドライブを駅の方向に向かって歩いて行く道。
橋だったので、川のあたりを重点的に探してましたが、これは鉄道の上にかかる橋でした。写真には、ホームに降りる階段も見えてますね。


奥の左側に見えるのが、メトロポリタンタワー。右側が、ナショナル イミグラント ジャスティスタワーです。
どちらのビルも、24年経った今でも残ってますね。

以下が、Googleストリートビューで見た同じ場所の景色です。
右側は、MOTOROLAのビルなんですね。ストリートビューのアーカイブをさかのぼっていくと、2011年はSanta Feだったというのが分かります。

当時の写真を手掛かりに、シカゴの街をストリートビューでぐるぐると散策するの、楽しかったです。


ようやくストリートビューで見つけた、この場所。この橋が、川に架かっているいると思ったら、鉄道橋だったというのは盲点でした。

ついでにもう少し地図上でこの周辺を見ていると、この道を少し進んだところに、昔ここが「Route 66」だったころの標識がまだ残っているのを見つけました。
アメリカの国道66号線は、ここシカゴと、カリフォルニア州のサンタモニカを結ぶ、全長3,755kmの大陸横断道路。映画とか、歌にもよく出てきますよね。

なんと、24年前に知らずに歩いていたなんて。今、初めて知りました。

1997年にルート66の東の端を訪れ、そしてそれから1年半後、西の端のサンタモニカの近くに住んで仕事をすることになるとは。
繋がってたんだなぁ。

大学を卒業して、僕はアメリカ西海岸の辺りを放浪することになるんです。家を持たない、いわゆる「ホームレス」の状態で、職探しの旅をしてました。自分の車で寝泊まりしたりもしつつ、だいたいはそのエリアの安いホテルに泊まったり。リノを出て、サンディエゴから、ロサンゼルスへ移動しつつ。

よく考えたら、その行程って、まさにこの15日間列車旅で訪れた場所そのものだったんですよね。
なので、この15日間の旅をしていなかったら、僕は大学卒業後もアメリカにとどまって、就職活動をしてなかったかもしれない。そして、もし職探しをしたとしても、仕事が見つからなかったかもしれない。そういう意味で、この15日間の旅は、僕にとってもすごく意味のあるものだったんだなぁ、と。

1997年1月2日にシカゴで撮影した写真を見返しつつ、いくつかストリートビューで現在の様子が見つかったので、以下に載せておきます。

1997年のシカゴの写真を手掛かりに、ストリートビューでその場所を探す_c0060143_13004353.jpg
こちらは、グランドパークの一角にある、リンカーン像の写真。朝靄に霞むシカゴの街をリンカーンの銅像が見守っている様子を後方から撮影しました。


ストリートビューの写真がこちら。20年以上経って、周囲の木は伸びたかもしれませんが、銅像は全く変わらずにそこに立ち続けてますね。ポーズ的に、座り続けているっていった方が良いですかね。変わるものと、変わらないものと。

1997年のシカゴの写真を手掛かりに、ストリートビューでその場所を探す_c0060143_13075453.jpg
まったく記憶には無いのですが、シカゴ美術館も覗いたようです。確かまだ、この時は大学で博物館学の授業を取ったり、地元のネバダの歴史博物館でインターンをする前だったと思います。もともと、博物館や美術館が好きだったので、サンフランシスコのミュージアム&ギャラリー巡りはよくやってました。

多分この時は、列車の時刻が迫っていたので、ゆっくりと展示を見ることはなかったと思いますが、どうしても中を見てみたかったんでしょうね。チラリと覗いて、写真を撮っただけ。


Googleストリートビューで、実はシカゴ美術館の中が結構細かく見られるんですね。これはうれしいなぁ。

テクノロジーの進歩で、遠くに居ながらもこうやって、海外の街をバーチャルで散策したり、美術館が覗けるのは素晴らしいです。
それによって、旅をする機会が減るかというとそうでもなく、少なくとも僕の場合はこうしてバーチャルで体験したら、その後実際にその場所に行ってみたくなります。写真や画面上で見るとの、実際にその場に行って見るのとでは、やっぱり全然違いますからね。

空気とか、匂いとか、触感とか。その場所にいる人と会話して、そこにある料理を食べて。旅の醍醐味って、やっぱりその場に行くことだろうな、と。

今、外出や旅ができない状況ですけど、これが収束したらまた旅をしたいと思います。
これまでよりも、さらに旅のありがたさとか、素晴らしさを身に染みて理解できたように思います。

というわけで、アメリカ15日間の旅を振り返るバーチャルトリップはまだまだ続きますが、今回はこの辺で。
シカゴの朝しか紹介してないですけど。

次回は、また列車に乗ってシカゴからニューオーリンズへ南下。そこからさらに、ぐるりとアメリカ西海岸を目指します。


by t0maki | 2020-05-30 14:12 | ライフスタイル>旅・散歩 | Comments(0)

書くこと、つくることが好き。旅をしながら写真を撮ったり、製品レビューをしたり、思いつきでいろんなところに飛び込んでみたりします。英語と走ることが得意。

カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31