林雄司さんの「具体例から学ぶ、バズる企画コケる企画」から学んだこと

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インプレス社の「Web担当者Forum」のオンラインイベントで、ピンポイントで林雄司さんの講演だけ拝見しました。
どうしても見たかったので。

林さんとは、デイリーポータルZの「ウェブメディアびっくりセール」でご一緒したことがあります。僕も、作品を出品したので。
僕が心から尊敬する、デイリーポータルZの偉大な編集長です。

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以前、Maker Faire Tokyo 2019 でお目にかかった時の写真。さすがです。

今回のオンライン講演、タイトルは「具体例から学ぶ、バズる企画コケる企画」という内容で、めちゃめちゃ勉強になった。
バズった記事の事例ももちろん面白かったんですが、実はバズると思ったのにコケた企画ってのがとても勉強になる感じで。
その対比を見ながら、「そうか、こうすればウケるんだな」みたいなのが見えてきたり。

と、セオリーに当てはまらい記事とかも、ずっと眺めていると何かパターンが見えてくる感じで。
なんとなく、そういう法則とか傾向みたいなのがありそうですね。
がっちりそういったメソッドみたいなのを確立しつつ、そしてまたそれから外れる記事で勝負する、みたいなのが楽しいと思います。

林さんのプレゼンを拝見しながら、僕なりにそのバズる法則というか、「こういう記事を書くと良いかも」ってのをまとめてみました。
10か条的に紹介。

1.ひと目でわかるキャッチーなテーマ
やっぱり、広く多くの人にウケる記事を書くには、分かりやすいテーマがあるってことが必須ですね。
ひと目で興味を引くような。そのためには、分かりやすくて印象に残りやすく、続きを読みたくなるようなタイトルが大事、と。

2.自分が書きたいと思うものを
すごく面白そうなテーマが見つかっても、それが自分の「お門違い」の記事だったら、書いてても面白くないし、読んでる方も不完全燃焼。
やっぱり、自分が書きたいテーマだったり、興味を持っているトピックが良いんでしょうね。身の丈にあった、自分でもなじみのあるものをテーマにして書く。背伸びしない。おもねりすぎない。ありのままの自分で。

以上、2項目は記事を書くベースとして必須のもの。で、以下の4つも非常に大事な要素。

3.本気で真面目にバカバカしいことに取り組む
とことんくだらないことに、真面目に取り組むから面白いんですよね。これが、「どうだい、面白いだろう?」みたいな感じで、ふざけてヘラヘラやってたら、読んでる方は不快になる。ただたんに、悪ふざけをしているだけの記事は、面白くない。楽しいのは、本人たちだけ、みたいな企画は、読んでいる方は面白くないよね。
真面目に、ふざける。これ、大事。

4.オチが気になる
どういうオチが来るのか、気になる記事って、読み進めたくなるよね。
2つのパターンがあると思う。
ひとつは、予定調和的に「まぁそうなるよね」っていうお約束のオチ。来るぞ、来るぞ、と思わせておいて、やっぱり来るっていう流れ。
もうひとつは、想定外のオチ。
「え?そうくるの?」っていう。期待を裏切って、さらに面白くなるパターン。これは、難しいけどね。想定外のオチで、テンション下がって冷める場合もあるし。
でもやっぱり、お約束すぎるオチよりも、こういうちょっと意外な結末の方が面白いですけどね。

5.身近で共感できるテーマ
やっぱり、荒唐無稽なお話よりも、誰もが「あー、あるある」って感じるような、身近で共感できるテーマの方がウケが良い。
世界に引き込まれるんだよね。納得するというか。興味を持つ。
「家族」に関するネタとか。あるいは「ドンキで」とか「100円ショップで」というような。自分事化して、盛り上がれる。

6.心が動く、感動する
「バカバカしすぎて、ある意味感動する」みたいなのは良いですよね。あるいは、単純に感情が揺さぶられるような。
それは、笑いだけでなく。背筋がゾクゾクするような、闇の部分とか、不条理さとか。ちょっとだけエロの要素があったり。
あるいは、一見ちょっとグロテスクだったりとか。とにかく、何かしらの感情が湧いてくるような。そういうテーマ。
あ、「愛」とかもそうだね。家族愛、男女の愛、フェティッシュな偏愛とか。

という、上記6か条は必須の項目。で、この後4項目は、全部に当てはまってなくても、いずれかに当てはまるとプラスαにはたらくもの。
オプショナルな項目、といった感じの。

7.人に伝えたくなる
その記事を読んで、ついつい人に教えたくなるような。「こないだ、こんな記事を読んだんだけど」っていうような。
これって、最初の項目1にもつながるんだよね。分かりやすいタグラインやタイトルがあると、人に伝えやすい。
逆に、面白すぎて、誰かに教えるのがもったいなくて、自分だけでとっておきたくような記事もあるかも。
なので、この項目はオプショナル。

8.既成概念をぶっこわす
とにかく、勢いのある記事。すさまじくスケールがでかいとか、やってることがはちゃめちゃすぎるとか。
ハマる人にはハマるけど、嫌いな人は全然受け入れてくれない、みたいなことになりそうなので、オプショナル。
とてもニッチで深いネタで、万人受けはしないけど、ハマる人はとことんハマる、みたいな。そういうのも良いよね。

9.欲望を満たすもの
心を動かすともちょっと違う、こちらは人間の本能的な欲望を満たす様な記事。
たとえば、なんだろ。分かりやすいのは、食に関する記事。食欲を満たすための。
他にも、お金に関するものもあるよね。稼げるかどうか試してみた、とか。
有名になりたい欲求とか、遊びに関するものとか、刹那的な快楽とか。
もちろん、性欲という意味での、エロもあると思う。
という、ウケるテーマの要素。ただ、むき出しすぎる欲望は、かえって周りは引くことも。

10.時代や流行に合っているか
これも、諸刃の剣的な感じだけどね。その時代の潮流に合っているかどうか。
もちろん、合っているに越したことはないけど。あるい程度普遍的な笑いとかも必要なわけで。あまり流行りに迎合しすぎるのも良くないと思う。
でもやっぱり、今の時代の「コンプライアンス」的な部分はしっかりとフォローしなければならないわけで。
そういった意味でも、時代にあった記事っていうのは大事なのかな、と。

というわけで、僕なりにウケる記事の10か条を考えてみました。
もっと他にもあると思うし、まだまだブラッシュアップする必要はあると思うけど。

どこかでしっかりと、こういう企画の部分からしっかりと作りこんだ記事とか書きたいよな。

上記の10項目を頭に入れて、なにかこう、記事のテーマとかを100個とか作ってみたら、結構良いトレーニングになりそう。
そして、その中から実際に記事を書いてみて、どういう反応が返ってくるか、とか。実験したりね。

こういうツボを押さえつつ、あとは自分なりにアレンジしたり、あえてルールを無視したりなども良いと思います。
こういう10か条って、あえて破るためにつくるみたいなところもあるし。


by t0maki | 2020-05-22 18:35 | アート>もの書き | Comments(0)

書くこと、つくることが好き。旅をしながら写真を撮ったり、製品レビューをしたり、思いつきでいろんなところに飛び込んでみたりします。英語と走ることが得意。