スマホだけでアクセサリーをデザイン!販売もできちゃう
2020年 05月 12日
moonmyっていうアプリを使ってアクセサリーをデザインして、それをオンラインショップのBASEで売ってみる。
まぁ、それだけなんですけど。
monomy(モノミー)は、株式会社FUN UPによるアプリを使ったサービスで、スマホでアクセサリーが作れるというもの。スマホの画面上で、パーツを組み合わせて、バーチャルでアクセサリーのデザインができます。
で、この仕組みの面白いのは、実際にデザインしたアクセサリーをリアルに買えちゃうとこ。バーチャルから、リアルへ。いわゆる、オーダーメイド。プリント・オン・デマンドとも近いですね。で、この販売のシステムとして、BASEと連携することが可能、と。
昨日の夜、いくつかデザインしてみました。
まずは、このシンプルなデザイン。チェコガラスのパーツを使っています。ヘアゴムが540円で、チェコガラスが270円。で、合計810円です。
笑ってる感じもしますね。シャレで作ってみたけど、買ってくれる人はいるんだろうか。
金属アレルギーの型でも装着できるように、樹脂フックピアスにアクリルのパーツを組み合わせたデザインがこちら。このように、組み合わせが選べるのが面白いです。
ちなみに、イヤリングは試着してみた画像も生成することができます。
つくっているところの画面は、こんな感じです。パーツを選んで、ドラッグでつないでいく、と。カンタンです。
面白いですね。こんな風に簡単でデザインできて。しかも、それを販売もできるなんて。
さっそく、BASEと連携して、販売してみました。
これ、つくるのは面白いけど、買う人はどうなんだろう?
バーチャルで合成した写真を見て買うわけだから、実際に届いた写真を見て「あれ?ちょっと違う!」って思ったりしないのかな。それを避けるために、購入画面でちょっと注意書きとか入れといた方が良さそうかも。
とにかく、面白いサービス。自分で、何か好きなデザインをつくって、自分用に購入するのもありですね。
以前、ロサンゼルスでジュエリー専門の写真を撮ってた頃、実際にアクセサリーをデザインしたことがあります。
大学卒業してすぐ、ロサンゼルスのダウンタウンにある、宝石アクセサリーをデザインする会社に勤めてました。そこの広告部門で、一日中商品の撮影とリタッチをするっていうのが僕の仕事。
で、その宝石の会社で仕事をしていた時に、「Digital Goldsmith」っていう、宝飾アクセサリーをデザインする専用のソフトウェアの使い方を習って、実際にデザインをつくってみたことがあるんですね。ソフトの中にいろんなパーツが登録されているので、それを使っていろいろ組み合わせつつ、変形させたりなどもしつつ、オリジナルのアクセサリーをデザインできるというもの。専門性の高いソフトなので、結構高価なものだったと思います。
僕は、カブトムシとか、宇宙人とか、わけのわからないデザインをつくってましたけど。
もちろん、商品化はされず、あくまでパソコン上でのデータだけですが。
それが、今の時代のテクノロジーを使って、簡単にスマホからできちゃうって、面白いです。
しかも、実際に販売もできちゃう。
さすがに、パーツ自体を作ったり、変形させたりってのはできないですけど、そういうのもできるようになったらもっと面白いですよね。デザインのバリエーションも増えますし。3Dプリンターのパーツと組み合わせたりとかね。ある程度注文のボリュームがあれば、その都度レーザーカッターでアクリルをカットして、それを洗濯機の大きいのみたいなので角を落として磨いて、完全オリジナルのアクセサリーもつくれそう。デジタルファブリケーションの加工機械を使うと、パーツのストックがなくとも、その都度データを元に出力できますからね。
面白い時代だなー。そして、そういうビジネスの仕組みを考えるのも楽しそう。既存のものをうまく組み合わせて、ワクワクするようなサービスを生み出したりね。
そういう時代なんだろうな。それが成功するかどうかは、また別の話だけど、アイデア次第でいろんな面白いサービスを実現できるのは、良いですね。
by t0maki
| 2020-05-12 17:42
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