小さい頃に「おんじゃく」って呼んでた石のこと

小さい頃に「おんじゃく」って呼んでた石のこと_c0060143_18005501.jpg

小学生の頃、地元の長瀞でこの白い石のことを「おんじゃく」って呼んでたんだよね。
コンクリートなどに字が書ける、蝋石のこと。

改めて調べてみらた、おんじゃくは、漢字で書くと「温石」で、昔、石を温めてカイロのようにして使ったものだということ。
つまり、蝋石以外でも、カイロ目的で使えば温石なわけで。
じゃぁ、なんで僕らは、この蝋石=温石って呼んでたんだろう?

もしかして、漢字が違うのかな?「御石」だったりして。The Stoneみたいな感じで。お石様、的な?

で、このおんじゃくの記憶を引っ張ると、自動的に食用蛙のため池が思い出されるんだよね。
この石がよく落ちてるのが、そのため池の近くだったので。

そこに、食用蛙が養殖されてるってのはみんな知ってた。でも、だからといって、そこで「よし、蛙取ろうぜ」とかはならなかったな。それはちょうど、周り中畑だらけだったけど、勝手に農作物を取らないってのと一緒で。周りにあるものが、「これは自然のものだから拾ってもOK。これは人が育てているものだからNG」って、子どもでもきちんと判断できてた。人が育てている野菜や果物はNG。そこらへんになっている桑の果実「どどめ」はOK。とかね。

沢蟹とか、オタマジャクシはよく取って、家に持って帰ってた。
けれど、友釣り専用区の川では、釣りはできない。
街灯に集まるカブトムシはOK。蜜を使って捕獲しようとする場合は、他人の山に入ったらNG。シイタケなんかが栽培されてる場所があったりするからね。

そういえば、隣家のシイタケ農家さんから「カブトムシの幼虫をたくさん見つけたから、持っていっていいよ」といわれて、喜んで自宅に持ち帰って虫かごに土を入れて育てたら、幼虫から孵化したのを見たらことごとくカナブンでがっかりしたことがあったな。

と、なぜかうちはスズムシを飼ってた。毎年、大量に土の中から生まれるんだよね。毎年どんどん増えていって、エサのキュウリやナスに群がる姿がちょっと怖かった。鳴き声も、風情があるというより、やかましい感じで。

えーと、なんの話だっけ。
おんじゃくね。

これを砕いて、陶芸の釉薬にしたら、どんな質感になるかな。
長瀞の粘土で、陶芸がつくれないだろうか。

今度、実家に帰ったらちょっとやってみようかな。



by t0maki | 2020-05-09 18:19 | Comments(0)