東京都復興記念館で考えたこと
2020年 02月 26日
この復興記念館には、関東大震災と東京大空襲について資料などを展示している。で、そこで感じたことは、戦争と震災は悲惨だな、と。無差別に、人がたくさん死んでいる。
と、ここで違和感が。
そもそも戦争とは、戦場で兵士たちが戦うもの。なぜ、こんなにもたくさんの一般市民が死ななければならなかったのか?これって、ルール違反なのでは?って思ったんだよね。そもそも、戦争にルールがあるのか分からないけど。
勝てばなんでもありってわけでもなかろうに。爆弾一つで街をひとつ破壊し尽くすとか、兵器としては反則でしょ。って。
僕が子供の頃、たぶん学校の先生が言ってたと思うんだけど、戦争って過去の世代が忘れた頃にまた新しい戦争が勃発するんだって。その周期は、世代が入れ替わる60年だそうだ。幸いにも、僕らは60年よりもだいぶ長い期間、戦争を直接体験せずに済んでる。でもそれって、単純にみんなの寿命が伸びたから、世代交代の期間が長くなっただけ?喉元過ぎれば、で、また戦争をしたい人が増えているかもしれない。その人たちに、こうした博物館や、小説や映画などで、戦争の恐ろしさや無惨さを伝えるのは意味のあることだと思う。
核兵器って怖いよね。反対運動がいろんなとこで起きてた。今度、国と国とが本気で戦ったら、地球なんてあっという間に壊れて、人類はあっけなく終焉を迎えるだろう。って。
次の世界大戦で、地球はアウトだよ。一瞬で全人類を殲滅させられるレベルの文明を手に入れてしまったから。
なんで戦争をするのか?表向きは、正義のためとか、メンツのためとか、やらないとやられるという妄想とか、なんとなく反りが合わないとか、いろいろあると思うけど、ひとつ言えるのは破壊は消費を生むということ。どんどんつくって、どんどん消費して、金回りが良くなる。
資本主義は、商売人のイデオロギーだから。儲けたもんが勝ち。そこには、強さとか勇気とかは関係ない。近代の殺戮兵器から生き延びることができるのは、勇敢な強い人間ではない。強さに関係なく、まるでテレビゲームのように戦場では人が死ぬ。
人間は、幸せになる権利がある。みんな、幸せになりたいと願ってる。
そんなことを、震災の遺品や、焼夷弾のカケラなどを見ながら考えた。
by t0maki
| 2020-02-26 03:54
|
Comments(0)