AI美空ひばりって、テクノロジーを使ったイタコ?
2020年 01月 16日
今回のお目当ては、AI×美空ひばり。
亡くなった歌手をコンピュータで再現して新曲をつくるって、なんだか最新テクノロジーを使った「イタコ」のようで。面白いけどちょっと不気味。
最初見た時は「え?なにこれ」って感想だったけど、2回目見に行ったら「あー、こういうのも良いな」とか思って、今日は4回くらい連続で鑑賞した。
途中、観客が僕だけの貸し切りタイムがあって、なかなか楽しめました。
CGがいかにもCGな感じで気味悪いので、もうちょっと自然な感じになればもっと良いのに。ちょっと前のSF映画っぽいよね。
動きに無駄がないのが怖い。所作がA地点からB地点まで、スーーって感じで。あと、口の中の漆黒が、後頭部が消失して背景がそのまま覗いてるみたいな感じで、怖い。なによりも、全てがはっきりくっきり見えすぎてるのがかえって不気味なんだよね。レンズの歪みとか、ボケとかを加えれば、もうちょっと自然に見えるのかも。制作途中の特殊効果みたいな。
でもまぁ、そういう怖さを乗り越えて、改めて鑑賞すると、これはこれで面白いな、と。よくわからないけど、イタコだよね。
若い頃のひばりさんと共演させたら面白いかも。ハーモニー。デュエット。
逆に、ひばりさんを超たくさんコピペして、めちゃくちゃ大人数で第九とか歌わせたら、それこそホラーだよね。想像するだけで恐ろしい。
でも、こういうのを見慣れると、当たり前になるのかな。広告とかで、こういうテクノロジーを使いそう。街頭広告とかで、こういう実態のないCGが語りかけてくるの。そういう時代?
by t0maki
| 2020-01-16 22:25
| アート
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