僕らが月に行ける日は来るのかな
2019年 12月 07日
人間が初めて月に降りたってから、今年で50年。オハイオ州立大学で機械航空宇宙工学学科主任を務め、NASAを含む宇宙開発や宇宙ビジネスで活躍するジョン・ホラック博士の話を聞いてきた。
もともと宇宙に興味があったけど、中銀カプセルタワービルに入居するタイミングでJAXAのイベントに参加して、いろいろ個人的に学んできたことの仕上げとして。
「太陽がこのサッカーボールだとすると、地球はこの胡椒の粒くらい」と言って、博士は会場の観客に粒を渡す。もう一人の人にサッカーボールを持ってもらい、「太陽と地球はどのくらい離れてると思う?」って質問する。イベントスペースの、片方の端から、もう片方の端へ。「だいたい、このくらい」
観客はほぼ全員、サッカーボールの太陽の胡椒の地球の間にすっぽり入ってしまった。教科書に載ってる図をイメージしていると、実際にはとてつもなく遠いんだということがわかる。
英語のプレゼンはわかりやすく平易な言葉で話してくれたので、通訳機なしでもほぼ理解できた。
科学技術は、ものすごいところまで進歩させることができる。ただし、その状態を維持するにはお金がかかる。月に行くことはできたが、行き続けることは出来なかった。アメリカの、宇宙開発予算のグラフを見せながら、語ってくれた。
アポロ計画は、人類が最後に月に降り立った、47年前のアポロ17号で終わってるとばかり思ってたけど、その後、ソ連と共同で宇宙に行ったらしいね。アポロ計画として。あとで、ちょっと調べる。と、宿題もいただいたので、まだもう少し勉強を続けられそうだ。
イベント後、ホラック博士とちょっとだけ立ち話をした。なかなか、自由に月に行ける時代が来ないね、という話と。「おすすめの、宇宙に関する映画はある?」って質問したら、「飛行機の中で観た『Apollo 11』は面白かったよ」って教えてくれた。観る映画のリストに加えよう。
この人は、本当に宇宙が好きなんだなと思った。そういう、自分の「好き」を突き詰めていって、仕事にできるのは羨ましい。
by t0maki
| 2019-12-07 00:05
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