アイヌの口琴「ムックリ」を弾くコツを教わったよ
2019年 11月 07日

竹と糸だけで作られた楽器。口の琴と書いて、「口琴(こうきん)」という楽器の一種。
ビヨンビヨンとか、ウワンウワンとか、時にはイーヨイーヨなんて音がする。
糸で竹のブレードを引っ張ることで振動させて、それを口の中の空間に反響させることで音が出る仕組み。
普通、歌は喉の奥の声帯で音を発して、それを口の中の形や動きで音を変えて声にする。ムックリは、その声帯が口の外にある感じ。振動で発した音は、プロの手にかかると変幻自在に変えることができる。
理論はわかった。じゃ、やってみると。
これがね、ムズカシイんだよなー。
闇雲に紐を引っ張っても音が出ない。
「手首のスナップが大事だよ」って言われた。
糸を引っ張ったままだと、ブレードが振動しない。引いた力をすぐに緩めることで、振動が発生して音が鳴る。
角度的には、20度くらい?19度くらい?そのくらいの方向に引っ張って、すぐに力を緩める。

ビヨンビヨン。
音が出た時は、感動ですよ。
この音を口の中で反響させる。持ち手の親指部分を口の脇に固定する感じ。口の中の形で、音が変わる。「あ、い、う、え、お」など、いろんな口の形にすると、それぞれ音が変わるよ。

教え方が的確で上手なので、練習したら音だけはなんとか出るようになった。でもね、やっぱりずっと弾いていらっしゃる方の演奏は、迫力が違う!ブレードの触れ方も半端ない。いや、すごいなー、と思った。
一本譲っていただいたので、カプセルの中で練習します!
by t0maki
| 2019-11-07 10:10
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