
ニューヨーク出身の元シェフであるアンソニー・ボーディン氏が書いた、『キッチン・コンフィデンシャル』。この本は、自身の半世紀というような内容で、高級レストランの裏側がそこに働く個性的なシェフのエピソードとともに生き生きと描かれています。
もうひとつは、映画アイアンマンシリーズの監督としても知られるジョン・ファヴロー氏が監督・脚本・製作・主演を務めた『シェフ』という映画。一流レストランのシェフが、息子と一緒にフードトラックをはじめるというストーリー。あの、キューバサンドイッチは、めちゃめちゃ美味しそうですよね。
ちなみに、この『シェフ』という映画のスピンオフ企画として、『The Chef Show』というテレビ番組があって、こちらも面白いですよ。ジョン・ファヴロー氏とともに、映画の料理シーンを監修した料理人のロイ・チョイ氏が出演して、映画の中の料理をつくったり、レストランを紹介したり。シェフの目線で料理が語られる料理番組です。
僕自身、大学での4年間と、その後1年間仕事でアメリカに住んでいたため、僕の身体の5年分はアメリカ料理でできていると言えます。もっとも、海外生活中に日本食が恋しくなって、現地の食材で和食をつくってたりもしましたが。
今では「シェアハウス」はある程度認知されていますけど、僕もアメリカに住んでいた時は男二人と女二人の、リビングシェアのアパートに住んでました。夕食は当番制で、誰か一人がみんなの分をつくるというシステム。アパートの住人だけでなく、食材のお金だけ払えば友人たちも招待できるというルールでしたので、僕らのアパートは夕飯時になると一気に来客の人数が増えたりしてました。
誰かのために料理をつくるって、楽しいですね。学生時代にみんなの料理をつくっていたため、料理をするのが好きになりました。
というわけで、「アメリカ」と「料理」という二つのキーワードは自分にとってとても身近なわけなのですが。この度、アメリカンフードカルチャーの多様性や楽しさを分かち合う、米国大使館農産物貿易事務所主催の「TASTE OF AMERICA 2019」というイベントの「アンバサダー」をやらせていただくことになりました。
このイベントは、首都圏の約30店舗のレストランで、アメリカの食材を用いたオリジナルメニューを展開するというもの。10月1日~14日のイベントに先駆けて、先日京橋の明治屋ホールにてキックオフイベントが開催されました。今回は、そのPR記事です。
ロウリーズ・ザ・プライムリブ 木部料理長のデモンストレーション

そして、フランスでミシュラン2つ星店にて勤務し、アメリカのロサンゼルスやサンフランシスコにてレストランの料理長を務めた経験もある、ロウリーズ・ザ・プライムリブの木部勝一郎料理長による、アメリカの食材を使った調理も実演も。



アメリカの食材や農産物の紹介





牛乳や卵を使っていない、グルテンフリーのヴィーガンアイス。ココナツ風味で美味しかった。嫁さんにも試食で食べさせてあげたかったな。


というわけで、「TASTE OF AMERICA 2019」が開催される、10月1日~14日の期間中は、僕も都内のいろいろなレストランに訪問して、アメリカ料理の魅力を伝えたいと思います。
楽しみ。