裁判はまだ続いてるらしいですね

前回、雄勝に来たのが2015年の春。その時、津波の被害を受けた大川小学校にも訪れました。

今回は、バスからチラッと遠くから見ただけでしたが、やっぱりなんとも複雑な気分になりますね。

避難場所であるはずの校庭にみんなで集まったら、津波に襲われて生徒も先生もほとんど助からなかった。

唯一生き残った先生は、裏山にいたっぽいね。このあたりで、スーツが濡れずに生きのびれるとしたら、裏山しかないもんね。

でも悲しいことに、生徒をみんな校庭に集めるために、裏山に逃げた子達も連れ戻さなければならなかった。裏山にいたら助かってたかもしれないのに、無理に校庭に連れ戻したら、みんな死んでしまった。そりゃぁ、やるせないよね。間接的に殺したも同然なのだから。

その過ちを素直に認めて、お互いが悲しみを共有できたら良かったのに、それができずにウソをついて、それでギクシャクして、対立したまま裁判にもつれこんで。

事実は僕も知らない。上記が合ってるかは知らない。僕はその場にいたわけではないから。でも、誰かがウソをついたり、隠したりしているのはわかる。それがとても悲しい。

裁判は、まだ続いているそうですね。