なくすを、なくす。「MAMORIO(マモリオ)」新製品発表会
2019年 05月 30日
MAMORIO株式会社による、忘れ物や落とし物を防ぐためのめちゃめちゃ小さな紛失防止デバイス「MAMORIO(マモリオ)」の新製品発表会に参加してきました。会場は、東京ミッドタウン日比谷のBASEQホール。
僕は、財布や鍵は失くしたことないです、たぶん。覚えてる範囲では、一度も落としたこともなく。
ただ、傘は忘れますねー。結構な頻度で。傘の金額と、落とし物を探す手間を考えて、「ま、失くしてもいいか」と思う時は、諦めてしまうことが多いです。
でも、このMAMORIOがあれば、紛失を防いだり、見つけやすくなる!と。
そういうデバイスがあるってのは知っていて、実は自宅に使い方が分からず使ってないのがあったりするのですが、今回製品の詳細を伺ってみて、「これは使ってみたい!」って思いましたよ。
まずは、MAMORIOのこれまでの展開について、MAMORIO株式会社最高執行責任者(COO)の泉水さんのプレゼン。
1年間に、警察に届く落とし物の数は、なんと2,886万件もあるそうですよ。その数、1.1秒に1件ということだから、どんだけみんな忘れてんだよ、と。
そういった落とし物を防ぐために、あるいは落としたものを見つけやすくするために、このMAMORIOが活躍する、と。
そもそも、MAMORIOとはどんな製品なのか?
お財布とか、鍵とか、あるいは自転車など、「なくしたくないもの」に付けておくと、「なくしにくい」というデバイスです。
このデバイス自体は、すごく単純なもの。小さなお札のような形をした薄いタグで、ボタン類など一切ありません。これを、スマホと連携させて使います。
もし、MAMORIOを付けたものをどこかに置き忘れると、スマートフォンに通知が来る設定。
もしくは、最後にあっただいたいの場所と時間をスマホのアプリから確認できます。
また、もうひとつ「これは面白いな」と思った機能は、他のMAMORIOユーザが失くしたものの近くを通ると、その持ち主へ通知してくれるという機能。
こういう持ち主同士のつながりや結びつきがあるって、素敵だと思いました。
さらに、鉄道会社の忘れ物センターなどにMAMORIOの信号を検知するデバイスが設置されていて、そこにMAMORIOが届くと持ち主がその場所を知ることができる機能も。これは、すごい。
まず、製品名をころころ変えずに、同じ「MAMORIO」で通すのは良いなと思いました。よくあるガジェットにありがちな、覚えにくい型番を商品名にするのではなく、古いのも新しいのもMAMORIOで統一するのは分かりやすくて良いですね。
もちろん、製造の裏側ではきちんとそれぞれに型番があります。旧機種は「MAM-002」で、今回発売される新機種は「MAM-003」です。
新しい機種の特長は、まず電波の飛距離が30mから60mと、約2倍になったこと。
ビーコンの発信頻度も5秒間隔から3.31秒間隔に。
そして、電池寿命も約8カ月から、約1年へと伸びました。
基本的に、電池が切れたら製品ごと新しいものへ買い替え交換となるので、電池の持ちが伸びるのはイコール長く使えるということなので良いですね。
そして、金額も2,480円と、旧機種に比べてかなり安くなってます。
機能的にも、「カメラで探す」というARを用いた技術が新たに追加されたり、MAMORIOユーザ以外でもスマホを発見できる「お忘れスマホ自動通知サービス」のアプリを使った新サービスが開始する予定です。
ここらへんは、後で実際に使ってみて、レビューしてみたいと思います。
また、落とし物センターなどに設置しされた、MAMORIOを見つけるための「MAMORIO Spot」も順次拡大中とのこと。
ユーザーが増えていくと、どんどんサービスも使いやすく、落とし物も見つかりやすくなるという仕組み。これは、応援したくなりますね。
財布を落としたときなど、記憶をたどって落とした場所を探すのは大変ですよね。MAMORIOがあれば、落としたときに通知が来るので気づきやすく、万一紛失した際にも最後に持っていただいたいの場所と時間を知ることができます。また、他のユーザーが落とし物の近くを通った時に見つかるかもしれない「みんなで探す」という機能も。
新しいMAMORIOは、5月31日(金)より、全国の主要家電量販店、およびAmazonや楽天などのECサイトで販売開始します。
by t0maki
| 2019-05-30 20:15
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