土谷貞雄さんのお話を伺って、フィールドワークとマーケティングの融合に興味が沸きました
2019年 05月 28日
SHIBAURA HOUSEとオランダ王国大使館が取り組んでいる、「nl/minato(エヌエル・ミナト)」プロジェクトの一環として、「オルタナティブな未来」をテーマにしたリサーチ&メディアプロジェクトを実施するということで、そのキックオフシンポジウムに参加してきました。
ゲスト登壇者が何人かいらっしゃいましたが、その中でも特にお話が面白かったのが、建築家でコラムニストでもある土谷貞雄さん。「くらしの調査」を仕事にしていらっしゃいます。
建築家として、「無印良品の家」を手掛け、膨大な消費者アンケートから住まいや暮らしに関する知見を溜め、無印良品のサイトなどでアンケートを通じた読者とのコミュニケーションを取りつつ、建築図面も駆使したコラムを執筆。「フィールドワーク」を企業のマーケティングとうまく結びつけていて、そこからすぐれた商品開発をなさっているようですね。
フィールドワークによって、実際の現場を見たり、生の声を聞いたりしつつ、「知る」ということを大切にされているようでした。
「例えば、靴を200足も持っている人がいるとする。すると、その人はどんな収納をしているのか。200足の靴をどう保管しているのか。興味が沸くんですね。だから、取材として見に行っちゃう」
この、「知る」ということについての好奇心と行動力。すごいなー、と。土屋さんのところには、たくさんのアンケート結果とそこから導き出される情報が集まり、社内のいろんな人が聞きにきたそうですよ。
やがて、「家」から「暮らし」へと研究の対象を広げ、現在はご自分で会社を持っていらっしゃいます。
ゲスト登壇者が何人かいらっしゃいましたが、その中でも特にお話が面白かったのが、建築家でコラムニストでもある土谷貞雄さん。「くらしの調査」を仕事にしていらっしゃいます。
建築家として、「無印良品の家」を手掛け、膨大な消費者アンケートから住まいや暮らしに関する知見を溜め、無印良品のサイトなどでアンケートを通じた読者とのコミュニケーションを取りつつ、建築図面も駆使したコラムを執筆。「フィールドワーク」を企業のマーケティングとうまく結びつけていて、そこからすぐれた商品開発をなさっているようですね。
フィールドワークによって、実際の現場を見たり、生の声を聞いたりしつつ、「知る」ということを大切にされているようでした。
「例えば、靴を200足も持っている人がいるとする。すると、その人はどんな収納をしているのか。200足の靴をどう保管しているのか。興味が沸くんですね。だから、取材として見に行っちゃう」
この、「知る」ということについての好奇心と行動力。すごいなー、と。土屋さんのところには、たくさんのアンケート結果とそこから導き出される情報が集まり、社内のいろんな人が聞きにきたそうですよ。
やがて、「家」から「暮らし」へと研究の対象を広げ、現在はご自分で会社を持っていらっしゃいます。
特に面白いと思ったのは、アンケートやデータを収集して、誰をターゲットとして商品を開発するかという話で。平均値の真ん中の人に向けてつくっても面白くない。ありきたりな製品になってしまう。たとえマーケットは少し小さくなっても、そこからちょっとはずれた部分にいる人の行動や考え方を参考にして製品を開発すると、面白いものがつくれる、と。多少、ぼくなりに意訳して変えてますが、そんなようなお話。
世の中の、もしかしたらニッチなニーズかもしれないですが、こだわりの強い人たちに受け入れられたすぐれた製品は、一般の人でも「使ってみたい!」と思わせる力がありますからね。
世の中の、もしかしたらニッチなニーズかもしれないですが、こだわりの強い人たちに受け入れられたすぐれた製品は、一般の人でも「使ってみたい!」と思わせる力がありますからね。
by t0maki
| 2019-05-28 18:27
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