「オルタナティブな未来」を考えるワークショップ
2019年 05月 28日

「オルタナティブな未来」をテーマにした、リサーチ&メディアプロジェクトのキックオフシンポジウムに参加してきました。
SHIBAURA HOUSEとオランダ王国大使館が取り組んでいる、「nl/minato(エヌエル・ミナト)」プロジェクトの一環です。よくわからない人は、なんだか分からないでしょ?実は、僕も良く分かってないんですけど、なにやら面白そうなので、前回のイベントに引き続き、今回も参加。
さてさて。
■「オルタナティブな未来」とは?
さて、今回のイベントのテーマは「オルタナティブな未来」とのことで、えーと。オルタナティブな未来って、何でしたっけ?
「未来」は、現在の先にあるもの。時間軸の、これから向かう方向にあるもの。フューチャーですね。
オルタナティブは、「もうひとつの」って意味ですよね。パソコンのキーボードにある、「Alt」キー。そのままキーボードを叩くとそのままですけど、コマンドを入力したいときとかにAltを押すと、もう一つの機能を実行することができたり。
つまりは、実際に起こりうるもう一つの未来、というような意味ですかね。起こりうる未来、みたいな。
では、僕らがこれから向かう、もうひとつの未来とは?
■「未来予測カード」を使ったワークショップ
560枚の「未来予測カード」を使ったワークショップを行いました。
それぞれのカードに、多様なテーマの「未来予測」が書かれています。
部屋のあちこちにあるテーブルにバーっと並べたのですが、かなりの量。とても全部には目を通せないので、気になったカードをパパっと三枚選びました。それを、自分のテーブルに持ち帰って、同じテーブルの人たちとシェアします。
みなさん、それぞれの興味関心によって、選ぶカードがまったく違うので面白い。個性が出ますね。
で、それぞれの未来に対して、良い面と悪い面を付箋に書いて貼り出し、そこからカードを抜いて付箋をグルーピングし、さらにラベルをつけ、その状態で他のテーブルの人たちのも見て、気になる付箋にペンで丸印をつけていく、と。
で、最後にそこから見えてきたことをまとめつつ「ポスター」をつくるという流れ。
ざっくり言うと、こんな感じ。
そもそものカードが「未来への変革」を扱ったものなので、そこから導き出されるものも「未来がどう変わるか」についてなので、そこで見えてきたものをGoodとBadに分けるなら、最終的なポスターとしては「Don't Be Evil」になるんじゃないの?っていう。Googleのモットーそのままですけどね。そんなポスターをつくりました。
もし、この未来予測のカードが、未来への変革を扱ったものではなく、「現状を維持する」とか「環境を保全する」みたいなことだったら、結果ももしかしたら違ってたかもしれませんね。
あの、560枚の「未来予測カード」は、どこかでじっくり読みたくなります。面白かったです。


ちなみに、ロボットの起源はチェコですよ、と。



■変化は必ず起こる。Good or Evilを決めるのは人間
当たり前のことなのですが、未来に向けてなんらかの変化は確実に起こります。テクノロジーの進歩、自然環境の変化、技術の進歩や流通の発達。食についてとか、消費についてとか。あるいはエネルギー問題とか。どんどん新しいことが生まれてきている。
けど、実は見た目やプラットフォームは変わっても、本質的なところではあまり変わってなかったりね。インターネットによる情報の伝わり方はびっくりするくらい変わった。なのに、その中で語られていることと言えば、相変わらずママさんたちの井戸端会議とか、酔ったサラリーマンの飲み屋での話レベルのものがほとんど。それが、SNSであったり、インターネット上のプラットフォームで広がってる。
ものすごいテクノロジーを駆使して、人が食いつくのは芸能人のゴシップネタだったり。そういうものだ。それで良いんだと思う。四六時中高尚である必要はない。
新しい技術も、使う人によってはそういったくだらない使われ方にしかならない。あるいは、もっと悪いことに、犯罪や人を傷つける悪事に使われるかもしれない。メールを使った寸借詐欺とか、いまだに無くならないし。
テクノロジーの進歩や技術革新はもうそこにある。それをみんなのために活用するのか、あるいは身内の私利私欲のために使うのか、もしくは誰かを陥れるために使うのか。それは、本当に、使う人次第。
人間の良い面に転がるか、あるいは悪い面に落ちていくか。オルタナティブな未来は、どっち?
当たり前のことなのですが、未来に向けてなんらかの変化は確実に起こります。テクノロジーの進歩、自然環境の変化、技術の進歩や流通の発達。食についてとか、消費についてとか。あるいはエネルギー問題とか。どんどん新しいことが生まれてきている。
けど、実は見た目やプラットフォームは変わっても、本質的なところではあまり変わってなかったりね。インターネットによる情報の伝わり方はびっくりするくらい変わった。なのに、その中で語られていることと言えば、相変わらずママさんたちの井戸端会議とか、酔ったサラリーマンの飲み屋での話レベルのものがほとんど。それが、SNSであったり、インターネット上のプラットフォームで広がってる。
ものすごいテクノロジーを駆使して、人が食いつくのは芸能人のゴシップネタだったり。そういうものだ。それで良いんだと思う。四六時中高尚である必要はない。
新しい技術も、使う人によってはそういったくだらない使われ方にしかならない。あるいは、もっと悪いことに、犯罪や人を傷つける悪事に使われるかもしれない。メールを使った寸借詐欺とか、いまだに無くならないし。
テクノロジーの進歩や技術革新はもうそこにある。それをみんなのために活用するのか、あるいは身内の私利私欲のために使うのか、もしくは誰かを陥れるために使うのか。それは、本当に、使う人次第。
人間の良い面に転がるか、あるいは悪い面に落ちていくか。オルタナティブな未来は、どっち?
by t0maki
| 2019-05-28 18:26
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