高三最後の生物の授業が面白かった

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今でも覚えてる。高校三年生の時の、生物の先生。
 
ずっと受験勉強のための授業ばっかりやってきたのだけど、高三の最後になって、もう受験とか関係のない「消化試合」みたいな授業にシフトしていく頃、「よーしやるかぁ」って腕まくりしたその先生の、教科書には載ってないリアルな環境問題について学ぶ授業がめちゃくちゃ面白くてね。
 
古臭くて無難なことしか載ってない教科書と違って、生きた学問はこんなにも面白いのか、と。
 
「環境にやさしい」とされるものでも、その仕組みを維持するために環境にやさしくない工程や、エネルギーが使われていたらダメだよね、とか。表面的な「エコ」に惑わされずに、本当に環境にやさしいというのはどういうことなのか。「サステナブル」という言葉が一般的に使われるよりももっともっと前に、もうその考え方がそこにあって。見かけのものに惑わされることなく、与えられた情報を鵜呑みにするでもなく、きちんと自分の目で見て、頭で考えて、正しいと思えることを実行しなさい、と。
 
こういう授業をもっと受けたかったなぁと思った。無機質で退屈な受験勉強よりも。
まぁだからこそ、模試で校内トップの成績を取ったのを最後に、日本の大学に進学するのは止めて、あっさり「留学するぞ」って決意しちゃったんですけどね。
 
で、留学したらしたで、「がっつり人類学を学ぶぞー」と意気込んでたのに、なぜか途中でアート学部に転部してしまうっていう。ワタクシの人生って……。
 
そんなわけで、高校の生物の先生のおかげで、割と環境問題とか、サステナブルとか、気候変動も含めて、そういったことに興味があります。特に取り立てて詳しいわけではないけど、一方的な情報を鵜呑みにすることはせずに、自分の頭で考え、自分なりに理解したいなとは思っているのです。
 
で、来月は「気候変動」をテーマにしたショートドキュメンタリーフィルムの上映会を開催することになりました。場所は、いつもの渋谷のイベントスペース。また10人くらいの少人数で。見終わった後にみんなでおしゃべりしつつ。
 
学術的なデータをもとに具体的なソリューションについて議論するというのではなく、どちらかというと、一般的な立場で肌感覚ではどうよ、というような。インタビュー映像を見ながら、それについての感想をみんなでシェアするという感じを目指しています。
 
実際、どうなんでしょうかね。扱うトピックがでかすぎて、自分事として消化しきれてない感じもしつつ。あと、いろんな情報が錯綜してて、どれが真実なのかが見極めづらいってのもある。でも、わからないことはわからないとしつつも、いったん立ち止まって冷静にそれを観察するってのは大事だと思うんですよ。そのうえで、「あなたはどう思う?」って聞かれた時に、自分なりの答えを見つけられたら良いな、と。
 
こうなってくると、真実はひとつではなく、いろんな立場の意見が交錯しつつ、そして真実だと思われたものが次の瞬間では塗り替えられちゃったりなどもしつつ。でもやっぱり、考えるって大事だと思うんですよ。
 
そういうきっかけになれば良いな、と。

by t0maki | 2019-05-24 21:19 | イベント・スポット | Comments(0)

書くこと、つくることが好き。旅をしながら写真を撮ったり、製品レビューをしたり、思いつきでいろんなところに飛び込んでみたりします。英語と走ることが得意。

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