サンフランシスコでの夜

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「旅と情報発信」をテーマに、チェコ共和国大使館で自主企画の勉強会を開催させてもらいました。そのプレゼン資料の一枚。

僕にとっての「旅の原点」のような。アメリカを15日間かけて巡ったひとり旅。

ホントに、その後の旅の醍醐味を示唆するような、いろんなものが凝集した旅でした。移動や出会いを楽しみつつ。新しいものにどんどん触れ、トラブルも楽しみつつ。

そう、でっかいトラブルがありました。

リノを出発した直後に未曾有の暴風雨がこの砂漠の街を襲い、あっという間に列車が全便キャンセルに。危機一髪で街を飛び出した感じですが、最終的にその街に戻らなければならない。けど、列車は全部なくなってしまった。さて、どうする?

シカゴ、ニューオーリンズ、ロサンゼルス、サンディエゴ、そしてちょっとだけメキシコにも訪れ、サンフランシスコにたどり着いたところで、そこから先へ行く列車が無くなってしまいました。

で、サンフランシスコに住んでる、元クラスメイトの女の子のところに転がり込んだ、と。

モデルを目指してる子で、写真のクラスを一緒に取りました。親しくなったきっかけは、「トマキの写真、良いね」って言ってくれて「じゃ、君の写真を撮ろうか?」って、ベタな学生のナンパみたいなことを笑いながら言ったら「じゃ、お願いしようかしら」って、2人で砂漠の真ん中で写真の撮り合いっこをしたという。

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サンフランシスコで久しぶりに再会して、なかば強引に転がり込んで、そこから数日間一緒に過ごしました。と言っても、相手はさすがに彼氏持ちで、僕はもうホント「すみません、なんかいろいろすみません」って状態で、隅っこで大人しくしてました。

あ、なんか今思い出した。「みんなで映画観る?」って、彼女とその同棲彼氏と、僕との三人で観たビデオが『ファーゴ』でね。あれって、途中でストーカーチックな変なアジア人が出てくるでしょ。あのシーンに自分を重ねて、「うわー、やべーな」って感じで。ますます肩身狭いと言うか、「お邪魔してゴメン」な感じに。

まぁ、たまたまでしょうが。意図的にその映画をチョイスしてたらホントヤバイ。

って心配してたけど、突然彼女のお兄さんもやってくることになって、その同棲彼氏はあっさり部屋から追い出されて「トマキも、しゃべっちゃダメだからね」って口止めされて。

で、彼女と、お兄さんと、僕と。あと、お兄さんが連れてきた友達と。4人で夜のサンフランシスコを巡ったのが、すごく楽しかった。いろんな街を15日間で巡ったけど、あの日の夜が一番楽しかったかもな。

「トマキ、あの女性がお尻を褒めてたよ」
「へ、何の話?」
「あれ、あそこにいる、ショッピングバッグレディが…」
「いや、やめてって」

そんな、他愛のない会話を今でも覚えてる。

サンフランシスコを離れて、不通になった電車の代わりに、バスでリノへと帰りました。

そんな、学生時代の旅の思い出。


by t0maki | 2019-05-24 10:42 | ライフスタイル>旅・散歩 | Comments(0)

書くこと、つくることが好き。旅をしながら写真を撮ったり、製品レビューをしたり、思いつきでいろんなところに飛び込んでみたりします。英語と走ることが得意。

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