たたら製鉄の実演を見て、文明とか産業革命について思いを巡らす
2019年 05月 20日

たたら製鉄。あの、『もののけ姫』にも出てくる、ふいごを使って火力を上げて、高熱で砂鉄を溶かして鉄をつくる方法ですね。
東京大学五月祭で、実際に作ってるところを見てきました。意外とシンプルな仕組みで作れるもんなんだなぁ、と。耐火煉瓦と送風機、炭、砂鉄。20キロの砂鉄を溶かして、5キロちょっとの鉄の塊ができるようです。

送風口の「羽口」にくっついたのは、アクシデントらしいですよ。




解体した耐火煉瓦。2種類のものを使ってるそうです。

昔の人は、ここから「玉鋼」を取り出して、刀剣をつくったということ。

迫力がありました。とんでもない高熱を人工的に作り上げて、鉄を取り出して精製する技。
こうして目の前で見ると、感動しますよ。やってみたいな、とも思います。陶芸にも似てるけど、もっとエキストリームな感じですね。
文明って、こうやって作られてきたんだな、とか。
by t0maki
| 2019-05-20 02:33
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