高層ビルから外の景色を眺めながら差別について考えた

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なぜ世の中から差別が無くならないのかと考えた時にたどり着いた結論としては、「人は優越感を感じたがる」ってことなんじゃないかと思った。
 
「勝ちたい」という思いは、生物としての根源を司る本能的なものなのだ。生き残るための競争。他者より優れた存在になりたい。だから、他人を貶める。自分より下の存在がいると、安心するのだ。差別、あるいは区別をすることで、自分が優位に立とうとする。
 
年収、友達の数、フォロワー数、職業、子供の学校、年齢、肩書から、体形や肌の艶、出身大学、配偶者の勤めている会社とそこでの役職など。心が綺麗なニートと、歯が綺麗な芸能人。貧乏な起業家と、セミリタイヤしたご隠居さん。ひたすら資格を取りたがる人と、ひたすらピアスとタトゥーを入れる人。売れないミュージシャンと、年老いて後継者のいない職人。趣味で街のゴミを拾う人と、仕事でゴミを拾う人。あるいは、生きるためにゴミを拾って生活している人。
 
誰が上で、誰が下かは分からない。それぞれの人の価値観は、みんなバラバラ。お互いがお互いを下に見てるなんてことも、よくあるよね。みんな、自分が信じる価値観で生きてる。
 
見えない身分制度がいろんなところに存在する。年功序列の上下関係、先輩・後輩、芸歴や職歴、友達同士の派閥であったり、学校や職場のヒエラルキー。化粧と美容と、自撮りのスキルは欠かせない。私生活充実しているアピールと、イベント・飲み会楽しい集合写真、そして今日食べた肉の厚さを写真に撮ってみんなに見せる。
 
それが悪いと言ってるのではない。ある意味、それは全て正しい。生きるためのマウンティング。How does your dick compare to other guys?
 
人より優れていれば、認めてもらえる。人より優位に立つために、無意識に心の中に優劣が生まれ、それが差別につながる。上を目指すということは、その時点で人を下に見るということなのだな。
 
などということを、高層ビルから窓の外を眺めながら考えた。


by t0maki | 2019-05-17 20:49 | アート>もの書き | Comments(0)

書くこと、つくることが好き。旅をしながら写真を撮ったり、製品レビューをしたり、思いつきでいろんなところに飛び込んでみたりします。英語と走ることが得意。

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