令和ですね

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令和って、どんな時代になるんだろうかね。過去から現在までの矢印が向かう方向が見えれば、直近の未来も予測できる。ちょうど昨日読んだHans Rosling さんの本のように、曇りのない眼でデータを基にして判断すれば、今と直近の未来が見えてくる。

「問題」にばかり目を向けるのも、現実からズレる恐れがある。うまくいってる部分を見つけて、それを伸ばしていくことが大事。

テクノロジーと創造性を組み合わせて、より良い世の中を作り出していくっていうのが、今見えている矢印。そのためには、人と人との結びつきが、今まで以上に大切になる。思いやりの心。他人をいたわるということ。

ハラスメントを減らす。そのためのコンプライアンス。古い時代の価値観は、薄れていく。根拠のない精神論より、筋の通った効率化。

その反面、窮屈な世の中になるかもしれない。正義という名の暴力。正しいということが、時には無慈悲な暴力となる。政治の鉄槌、制裁、報復。

時には、おおらかさも必要。包み込む愛が大切。全てを受け入れられるような存在。

情報が交錯する時代。その中から、本当に必要な情報、正しい情報を仕分けて、ホンモノだけを取り込むスキルはさらに重要になる。そこにある情報をそのまま覚えるのではなく、データと照らし合せて自分で見抜く力がとても大事。その情報ソースを確保すること。ねじ曲げられた数字をまっすぐもとの状態に戻せるような洞察力と分析力。

複雑になりがちな事象をシンプルにまとめるためのデザイン力。整理する力。これも大事。

表現力。それは、言葉であったり、スピーチやプレゼンであったり、あるいは資料をまとめる力。技術。テクニック。ストーリーテリングの手法。そこから生まれる、ブランディング。

「好き」を醸成するということ。仲間、連帯感、一体感。納得できるもの。その、開発やものづくりのストーリー。

そして、それを理解して伝えるということ。自分の言葉で。自分のメディアで。自分の声で。個々の声が集まり、増幅され、世の中の声となる。

そこで肝心なのは、人間の本質。人間は、信頼するに足る生き物なのか?あるいは、裏切ることで生き延びようとする種なのか。それによって、価値観が変わってくる。

生きることの尊厳。正しいことをする勇気。双方矛盾する、相反する意見をどのように取り扱うか。世の中は、白と黒だけじゃなく、その間にある幾層ものグレーが、本来の姿だ。

これから、僕らは未来へと向かって一歩一歩進んでいく。すぐ目の前にある未来は、もう見えている。その先にある未来は?

心地よいことだけをしていて、人間は成長するのか?避けられない死を目の前にして、生は輝くのではないか?

メメントモリと、カーペディエム。死を意識することによって、今を精一杯生きようと思う。

というわけで、令和のファーストエントリー。

僕らの死後に続く世界は、今より幸せであってほしい。その未来は、輝けるものであってほしい。


by t0maki | 2019-05-01 00:09 | Comments(0)