最初のケータイ会議の思い出、続き

というわけで、ケータイ電話のレビュー記事を書きまくることになった、と。

ケータイを2台使って、3D写真を撮り始めた。右目用の写真と、左目用の写真を同時に撮ると、立体写真が撮れるのですよ。そして、この3Dステレオ写真の試みは、やがて赤と青の3Dメガネを使って写真が立体に見えるという「アナグリフ」に発展して、どんどん作品をつくっていく過程で、最終的にはその作品を原宿のデザインフェスタギャラリーで販売するというところまでたどり着きました。震災後のチャリティー展への出展。そのきっかけが、実はケータイ会議の製品レビューだったというわけ。

他には、「F-01」の無限連写という機能が面白いと思ったので、会社の会議室から窓の外に向けてケータイを設置し、シャッターボタンを押した状態で固定して連写を開始し、そのままビルの外に出かけて行って、遠くに見える橋から手を振ってみるという謎の企画を実行しました。

その後、そのケータイで撮影できる「無限連写」の限界に挑戦しようと、マックス16GBのMicroSDカードを差し、モバイルバッテリーに接続し、その状態でひたすら写真を連写し続けたところ、23万枚の連写に成功。「こりゃすげーな」と思って、ギネス世界記録に申請してみた、ってところまでがこのレビューの流れ。もちろん、ギネスに申請するにあたっては、きちんと富士通社のマーケティングの担当者さんに確認をとりつつ。「いいよ」って言ってくれた富士通さんの男前さがすげーな、と。

他にも、ケータイ会議メンバーと行く「牛久大仏の旅」であったり、牛乳の雫が落ちる瞬間に発生する「ミルククラウン」を撮る企画だったり、お菓子にジオラマ用のミニチュアフィギュアをのっけて登山しているようにして撮る「そこにスウィーツがあるから」の企画だったり、思い付きでいろんなことにチャレンジしました。

富士通製ケータイに搭載されているオリジナルキャラクター「Moimoi」の作者さんに直接インタビューができたのが、良い思い出。

というわけで、Excelで自作の記事管理表とかを使いつつ、2か月間で60本以上の記事を書きました。

ブロガーとしては全くの初心者である僕に、よくこんな機会を与えてくれたよなーって、富士通さんと、百式の田口さんには感謝の気持ちでいっぱいです。この後、僕も「ケータイ会議」の常連となり、企画が終了する2015年までほぼ毎回参加していました。タブレットなども含めて、10機種以上レビュー記事を書き続けました。

その体験が、今でもずっと製品レビューを書き続けることにつながっています。

製品レビューだけじゃなく、「ブログ」というものが生活にしっかりと根付くきっかけになりました。体験を通じて感じたことや考えたことをブログにアウトプットしていくという行為。あれから、5,000記事以上を書き続けています。

ケータイ会議に初参加した当初は、月に10本も書いていない状態でした。それが今では、ほぼ毎日のペースでなにかしらブログにアウトプットをし続け、先月は月間の記事数が100本を超えていました。自分のブログだけでなく、外部のメディアに寄稿することも。

何よりも、ブロガーさんの知り合いが増えたのが嬉しいです。昨年からちょうど一年間、毎月開催している勉強会も、ブログきっかけの知り合いがたくさん参加してくれています。好奇心と行動力。文章も写真もひとりでこなしつつ、アンテナを広げて興味関心があることをどんどん記事化していく。「すげーなー」と思って見ていたら、いつの間にか自分もその一員になっていたというね。僕も「ブロガー」を名乗れるようになって、本当によかったなと思います。

これからも、書き続けますよ。

by t0maki | 2019-04-11 21:46 | モニターレビュー>ケータイ会議 | Comments(0)