「エモい」ってなんだろうって、最近よく考えてたので
2019年 03月 28日

今日のイベントでは、なんとなく「エモい」ってのを懐かしいとかノスタルジックとか、思い出とか、そんな文脈で語ってたけど、それだけでもないような。要は、「心の琴線に触れる」ということだと思うんですよ。心が動けば、それはエモいということ。
感動って、ふとしたことで自然に沸き上がったりするもの。感動の本質って、なんなんだろう。ってのを、考えてた。
もちろん、ノスタルジーもそこには含まれる。でも、それだけじゃなく。
万人が見て「エモい」って感じるものと、本人だけが「エモい」って感じるものは、確かにあると思う。個人的な思い出とか、思い入れとか、そういったものが心を動かすってこと。
結局のところ、感動ポイントってひとそれぞれ違うだろうし、でもその中である程度は共通項があるはずなので、そういった心の中の柔らかいスポットをそっと押す、みたいな感じですかね。
感動を作り出すということ。
そこにあるのは、やっぱりストーリーなんだろうな。記号化され、集約され収縮された、物語。それを感じ取って、感動する。感動させる。
ヤバイとエモいが似たような場面で使われて、それって言葉の変遷であったり。後付けの理論武装で言葉を装飾しても、やっぱりそこにあるのは同じものを違う角度から違う言葉で説明しているだけで、大元にあるのはおんなじかな、とか。
良質なストーリーが人を感動させるのは、別に今に始まった事ではない。そこに、「エモい」という表現をつけただけ。でもそれによって、現象が把握しやすくなって、それを目指しやすくなった。
ということで、今の世の中はみんな感動を求めてるってことなのかな。乾いた世の中に潤いを求めるような。
面白いテーマの勉強会でしたね。「映え」については、また今度書こうかな。
by t0maki
| 2019-03-28 23:54
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