「Fyre Festival」のドキュメンタリー
2019年 02月 27日
リゾートアイランドでセレブな旅と音楽フェス体験。インフルエンサーを使った広告も功を奏して、人はたくさん集まったが。
蓋を開けてみれば、宿泊施設は災害避難用テント。雨でぐっしょり濡れたマットレス。そこで出された粗末すぎる食事の写真が出回って、イベントは結局キャンセルに。主催者は訴えられた。
そんなドキュメンタリー作品を観ました。
「Fyre Festival」って、タレントのブッキングアプリのプロモーションとして、島でイベントをしたかったらしいんですけどね。素人が行き当たりばったりで企画したイベントは、全くうまくいかずに空中分解。
いろいろ、考えさせられました。
マーケティング広告で「美しい映像」を使ったイメージを伝えても、実物はそれとは全く違う。某ハンバーガーチェーンのメニューやポスターに使われてる写真と、実際に出される商品の見た目の違い。それって、ある程度はお客さんも理解した上で買ってる。期待しすぎないことには慣れてるはずなのに、このフェスイベントはやりすぎた。そこが、1つ目のつまずきの原因。
さらに、お客さんの方も。ダメダメな運営を許容できなかったという点。
ドキュメンタリーの中でも言ってたけど、ヒッピーの人たちがウッドストックの音楽フェスに参加するときは、会場まで延々と続く車の渋滞があっても、特に暴動もパニックも起こらず、その道中でみんな楽しんでた。トラブルも込みで、みんなが楽しむ雰囲気。それは、参加者全員でつくるフェスだから。
「Fyre Festival」の参加者は、完全におもてなしを期待してた。トラブルや不満は、すべてクレームに。
ここら辺が、大きく違う点だろうな。
イベントを企画する人たちは、これを観て笑うか、あるいは胃がキリキリと痛むに違いない。
僕は、ちょっと参加してみたかったな。逆に、楽しそうじゃない?
by t0maki
| 2019-02-27 01:58
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