ワークショップをつくるワークショップを開催
2019年 02月 23日
もともと、キッズ向けの工作ワークショップを不定期で何年かやってたんですね。で、娘も大きくなったし、たまには大人向けにワークショップをやろうかな、と、「大人もできるかな」っていうワークショップシリーズを始めたのが昨年の4月。それから、月に一回のペースで毎回テーマを変えながらコンスタントに開催して、10回を超えました。最初は、機械翻訳と電子書籍を組み合わせてみんなで作った物語をKindleで販売しようっていうテーマだったのですが、その後音声入力と文字認識くらいまでは普通の座学で、そのあと都電を貸し切りにして写真展とか、お金のいらないフリーマーケットとか、アンバサダーをテーマにした飲み会などもやりつつ、もう「なんでもあり」な感じの会に。
そんな中、たまたまいろんな偶然が重なって、自分の中で「これが集大成かも」と思えるようなワークショップが開催できました。
「アイデアを形にする」っていうテーマで、知り合いのイギリス出身のクリエイターさんにゲスト登壇してもらったり、ぺんてるさんにアイデア出し用の付箋ノート文具を提供いただいたり。自分の「好き」を形にして、夢を実現するにはどうすれば良いか。そんなテーマでワークショップを行いました。
そして、つい先日、その大人向けのワークショップを子供向けにアレンジして、モチベーションメーカーというNPOのイベントで出張講師をさせていただきました。
「大人もできるかな」のキッズ版っていうね。
その中身をご紹介。
30秒間、リラックスして頭の中で動物を思い描いたあと、3分間でできるだけたくさんの「動物の名前」を紙に書きます。
頭の中から知識を絞り出す感じ。ギュギュギュッと絞り出したあと、みんなで答え合わせ。「あ、それもあったねー」とか、「へー、そんな動物もいるんだ」などと情報交換しつつ、そのあと同じテーマでもう一度やってみる。当たり前だけど、ほとんどの人は前回よりも多く書ける。もちろん、1回目よりも数が減ってしまう人もいるけど、「なんでかなー」って考えるのも大事。あやふやな単語や、曖昧な知識は、後からしっかり調べる。頭の中身をぎゅっと絞り出すと、そっからすーーっと知識が頭の中にすんなり入ってくるんです。
単語帳の暗記だけでは学べないようなことが、このエクササイズをすると自然と身につきます。「学びたい」っていうモチベーションを高めるトレーニング法。
この後、休憩中もずっと動物の名前を描き続けてる子もいたりして、これ、ハマると勉強がとても楽しいですよ。
そして、本番。エクササイズ2では、自分の「パッション(情熱)」を見つけます。
例えば僕の場合。
こんな感じで、参加した子供達にもそれぞれのワークショップをつくって、発表してもらいました。
今回は、あえてフォーマットを用意せず、みんなに自由に紙に書いて発表してもらいました。イラストを描いた子もいるし、ワークショップの会場やアジェンダまで細かく書いた子も。いろんな個性がつまった、それぞれのワークショップが完成しました。
久しぶりの子供向けワークショップ、楽しかったです。
by t0maki
| 2019-02-23 12:07
| アート>展示&ワークショップ
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