一万点のデジタル作品を収めたUSB彫像

3年前、10日間のクリエイティブワークショップに参加した際に、山ほどつくった作品の中のひとつ。人型っぽく見える彫像の、顔の部分あたりから出ているケーブル。

ここに、Androidケータイを繋ぐと作品のアーカイブにアクセスすることができ、一万点の待受画像作品の中から好きなものを好きなだけダウンロードできる。

2000年頃から10年以上かけて作り続けた作品が、すべてこの大きな彫像の中にデータとして収録されてるっていう。

当時の僕にとっては、たくさんの課題の中のひとつだったけれど、こうして思い返すと、これはこれで自分らしいな、と。

金も時間もかかってないし見た目もしょぼいけど、自分にとっては偽りのない正直な作品だったなと思うのですよ。

作り続けるって、大事だなと思う。他人の評価はともかく、自分に正直な作品をこれからもつくりたいと思う。