#15分フリーライティング 子どものころの「将来の夢」とか
2019年 02月 08日
#15分フリーライティング #今日のお題 ⇒ 子どものころの「将来の夢」は、かないましたか?今もまだ、夢はありますか?15分でお書きください。 #15minfw027
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なんか、タイムリーなお題が出た。今月やる予定の、キッズ向けのワークショップのテーマがこれに近い。
「アイデアを形にする」っていうテーマで、自分が好きなこと、得意なことを見つけで、それをシェアするためのワークショップを作っていくというもの。これって、将来自分がやりたい仕事を見つけるのにも役に立つ。
今、学校にいる子供たちが社会人になる頃、この子たちの半数以上、「現在はまだ存在しない職業」に就く。これから出現する新しい職業と肩書きを手にするのだ。そんな状況で、その子たちに「将来、何になりたい?」って質問するのもあまり現実的ではない。だって、どんな答えも、その過半数は絶対に実現しないのだから。夢を持つなとか、そんな話ではない。ここで重要なのは、「特定の職業」を目指すのではなく、「自分が好きなことや得意なこと」をしっかりと把握し、それを伸ばして、来たるべく新しい未来の仕事に備えた方が良いと思うんです。「夢が叶わない」っていう、挫折を味わうことなく、新しい仕事に前向きにチャレンジできるから。
僕の場合は、子供の頃は「大きくなったら何になりたい?」って聞かれるのが嫌だった。だって、当時はキッザニアもなく、世の中にどんな仕事の選択肢があるのか、それぞれ、実際にはその仕事の内容がどんなものなのか分からないのに、その質問に答えられるわけがない。「本が好きなので、本屋」とか、あとは「宇宙飛行士」とかそれっぽいことを言ってその場をしのいでたけど、それが本当に将来の夢ではもちろんない。
なんとなく、書くことや、作ることをずっとやりたいってのは子供の頃からあった。大学の途中で「アート学部」に転部して日々を創作活動で埋め尽くすようになってからは、ますますその思いも強くなっていった。
専攻してた陶芸のほか、絵や彫刻や版画など、創作表現の手法をどんどん貪欲に学んでいった。
卒業して、アメリカの西海岸を職を探して放浪していた時、たまたま仕事に結びついたのは写真とデジタルのスキルだった。大学で写真のクラスを受講した後、自宅のバスルームを暗室に改造して、現像機を持ち込んでよく写真を焼いていた。一方でデジタルアートのクラスは直接は受講しなかったのだが、別のクラスを取った際にたまたま担当教授がデジタルアートを教える先生だったので、コンピュータラボを使わせてもらって、そこでデジタルグラフィック制作のスキルを身につけた。
ロサンゼルスで広告と写真の仕事をした後、日本に帰国してインターネットプロバイダーでパソコンインストラクターやウェブ制作を行い、その後ウェブデザイナーが本業となり、サイト制作やモバイルコンテンツなどをつくる現場で働き、現在は外資系の代理店で広告とデジタルマーケティングの仕事をしている、と。
子供の頃に、今の自分を想像できるわけがない。インターネットなんてなかったから。とりあえず、目の前にある語学であったり、アートであったり、パソコンやデザインなどに取り組んでたら、ここにたどり着いた。
この仕事をしつつ、自分のパッションである創作表現は、このブログを含む「日曜アーティスト」という趣味の活動で実現してる。ブロガーとして旅をしたり、製品レビューを書いたり、イベントに参加したり、ときどき自分でも主催したり。
子供の頃に、こんな世界が実現するなんて思いもしなかった。わりと、理想的な生き方が実現できていると思う。みんなが知っているような有名なクライアントさんとたくさんお仕事をしてきた。今も、昔から憧れの会社で、客先常駐という形で仕事をしてる。
一方で、創作表現を続けたいという欲求も、プライベートである程度実現できている。思いつきで本を作ってみたり、アート展に参加したり、ブログがきっかけでいろいろ貴重な体験をさせていただいた。いろんなつながりときっかけの連鎖で、どんどん世界が広がってく。
わりと、理想的な生活を送れていると思う。完璧ではないけど、悪くない。まだまだ伸び代はあるし、やりたいこともある。新しいことにもチャレンジしたい。
そのくらいが良いんだろうな。もっと頑張ろうって思う。好きなようにチャレンジして、失敗もできるってのは、良いことだ。たくさん飛び込んで、チャレンジして、成功したり失敗したり、試行錯誤を続けつつ、これからも新しい未来に向かって夢を持ち続けたいと思う。それには、目の前のことに本気で取り組んでいくしかない。
そんなとこかな。
15分以上書いちゃったな。