富士山と妄想砂時計

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小さな世界でひっそりと生きている。
人目につかない、閉じられた世界で。

いらっしゃいませ、こんにちは。
ありがとうございました、またお越しください。

スマホを取り出し、文字を入力する。単語が文章になって、壮大な叙事詩を編むかと思いきや、底の抜けたバケツに濁った水を注ぎ入れているだけ。

妄想砂時計。

今日、一日の会話を思い出してみる。エレベーターの中。会議室への移動中(名前は忘れた)。帰りの挨拶。自宅に帰って、マンションの会合について妻との会話。多分、全部を繋げても15分もない気がする。

閉じられた世界。

あ、そうだ。富士山を見た。赤富士、正式名称は忘れた。その富士山も、オリジナルのコピーだった。

富士山に縁があるな。富士山に呼ばれてるような気がする。富士山に登るには、どんな準備が要るのかな?登山用のスティックだけは、家にあるよ。登山靴、買おうかな。なんなら、登山を趣味にしようかな。アウトドア用のスマートウォッチを身につけて。富士山頂を目指してみたい。

妄想の砂が、サラサラと落ちる。

by t0maki | 2019-01-29 01:39 | Comments(0)