『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』を観て、やっぱりスピルバーグ監督はすげーな、と
2019年 01月 14日

さすがスピルバーグ監督作品。面白かったー。
登場人物のキャラクターがピリリとしっかり効いてて、インターンの端役でさえ個性があるよね。
個人的には、ベターコールソウルの役者さんが出てて嬉しかった。
ワシントンポストのニューヨークタイムズの対比が面白いね。そんな違いがあったのかー、と。王道の巨人軍みたいなイメージのニューヨークタイムズに対して、ワシントンポストは地方リーグのチーム、みたいなね。そこで、ワシントンポストの視点から書くのが面白いんだよな。
途中で一か所、泣いたシーンがあった。
メリルストリープが法廷に入る時に、「こっちから入れるよ」っていうあのシーン。あれは、泣ける。
正しいものは正しい、と。「正義は勝つ」って言っちゃうと陳腐になっちゃうけど、圧倒的信念の前には、小細工は通用しない、と。
後半、良い展開のところで、ちょっとセリフが冗長になっちゃうところは「おっと」って思ったけど、メッセージを的確に伝えるためにはしつこいくらいにセリフも入れといた方が良いのかな。
あと、スピルバーグぐらいの映画になると、シーンとシーンのつなぎ目がしっかりしていて、例えば服装の違いとかはしっかりきっかり修正されるというか、一個前のシーンでジャケットを着てなかったのに、次のシーンでは突然着てたらおかしいよね、っていうことで、部屋を出る時にわざわざ「ジャケット持ってきなよ」とか、すれ違う時に「ヘルメットかぶりなよ」みたいなシーンが入るんだけど、まぁ、それはそれで。無ければ気になるけど、入ったら入ったで「あ、服装チェックね」ってのはめんどいかな。いいんだよ、いいんだけど。
久しぶりにグッとくる正統派の良い映画を観るにつけ、やっぱり映画は良いなー、と。
そして、やっぱりスピルバーグ監督はすげーなと思うわけです。
by t0maki
| 2019-01-14 01:15
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