おんじゃく、またはろう石

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「見つけたー」
「ここにもー」

子供の頃、友達と「おんじゃく」探しをしてた。白くて柔らかくて、コンクリートやアスファルトに絵が描ける石。なぜその石が「おんじゃく」と呼ばれてたかはわからない。改めて調べて見ると、「温石(おんじゃく)」は、熱して布や綿にくるんで暖をとるために使う、いわば湯たんぽのような器具のことらしい。ちょっと違うな。

「ろう石」だと思う。昔の人は、これを使って勉強してた。自然の筆記具。

道路に絵を描いたりしてた。街全体がカンバスって、楽しいよね。

実家に行ったら、机の引き出しにこの石が入ってた。「久しぶりに絵を描きたいな」と思った。


by t0maki | 2018-11-24 13:04 | アート | Comments(0)