秋の夜長に

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1日が終わるのがなんとなくまだ名残惜しいというか、このまま終わらせてしまうのがどうもしっくりこないというか。要は何か物足りないまま、何かしら寝る前にもう少し何かやりたい。「よし」と言われるのを待つ、犬のような。

明日、「夜長」をテーマにしたメルマガを配信する。もう、下書きはできてるから、明日ちょっと文章をいじって、配信予約して、読者のところに流れていく。

夜に関する記憶。二、三十個はエピソードが書けそうだったけど、厳選して12にした。編集後記を入れて13。

もっと書きたいことはあったけどね。例えば、初めて頬にキスをしてもらった時のこととか。挨拶がわりの軽い感じで。唇の感触がずっと残ってた。19か、18か、そこらへん。背の高いフランス人の女の子と束の間の恋に落ちたり、同級生のモデルの子がいるサンフランシスコに会いに行ったり。あぁ、そのことを書けば良かったな。気になる女の子の家に押しかけて行ったら彼氏がおって、明け方隣の部屋でセックスが始まったって話。で、その日突然タランティーノにそっくりな彼女のお兄さんが来ることになって、なぜか彼氏はいないことになって、もう1人お兄さんの友人も来て、4人でサンフランシスコの夜の街に繰り出した思い出。なんだろね、あの、濃密な時間は。まるで、昔からの親友みたいなノリで、同じ時間を共有した。

隅田川。屋形船。言葉があまり通じない彼女と久しぶりに会って、お互いの近況を話そうとするのだけどうまく伝わらず、しばらく2人で無言で夜景を見た後、黙ってキスをした日のこと。もう、20年近くも前の話。

そんな、昔の思い出とか。いろんな意味で、若かったなーと思う。恋愛とか、女性との付き合いが得意な方ではなかったけど、それなりにいろんなドラマもあったりして。

ちなみに、これはメルマガにも書いたけど、僕が初めて付き合った彼女と、初めてのデートで、初めて映画館で観た映画がディズニーの『アラジン』なのです。初めてづくしでめちゃ緊張しまくってたけど、今思い返すと微笑ましい思い出。

さて、そろそろ寝ないと。
秋の夜長に。

by t0maki | 2018-11-06 01:57 | Comments(0)