20年前の自分がゴーストとなって時々現れる

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ふとした時に、20年前の自分がゴーストとなって現れる。僕の目を覗き込んでこう言うんだ。

「Is this what you've been wanted to do?」

「あぁ、もちろんそうだよ」と、僕は目をそらしながら答える。「At least a part of it...」と、言い訳のように付け加えつつ。

「Well, if that's what you want.」とゴーストは言って、僕の部屋を見渡す。「Have you got the press machine yet?」

「How many times did I tell you...」とちょっとイラつきながら僕は言う。「そんなの、今の時代にはいらないんだよ。僕が今欲しいのは、レーザー加工機。」

「Then, where the hell is that machine」とゴーストが言ってきたが、僕はそれに答えず無視した。こいつにシェア工房とか言っても通じないから。

「¿Qué te pasó」と、またヤツは顔を覗き込んでくる。

「¡Nada!  Abusolutamente nada.」と僕は答えた。

首をすくめて、僕のゴーストは消えた。

「マジでうるさいよ」と僕はひとりごちつつ、もう一度プレス機を手に入れる方法を考える。「ハガキサイズなら。でもそれでなにがつくれる?……そもそも、デジタルの時代に。でもだからこそ。アトリエのような工房。だったら、デジタルシェア工房が……」いつものように同じことをぐるぐると繰り返し考えつつ、結局答えが出ないまま、目を閉じた。

by t0maki | 2018-09-13 12:41 | Comments(0)

書くこと、つくることが好き。旅をしながら写真を撮ったり、製品レビューをしたり、思いつきでいろんなところに飛び込んでみたりします。英語と走ることが得意。


by 前田とまき(TOMAKI)
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