商業アートって
2018年 08月 15日

商業映画とかは全然平気。むしろ好き。
観客を楽しませるための、派手でお金がかかってて、観てて飽きない映画ね。
デザインの場合は?商業デザインとか、わざわざ「商業」をつけなくとも、むしろそっちが本流だし。もちろん商業デザインも違和感ない。
でもね、商業アートだけはなんか……。
なんか違う気がするんだよ。軽薄で薄っぺらい感じがするんだよね。それ見せて「ウェーイ」ってやってるのもなんか恥ずかしいし。
あぁ、あれだ。裸の王様。「お前、それいま裸だかんな」って言いたくなる。いや、アーティスティックな作者の内面の吐露とかそういうんではなしに。イタイな、と。
いやだからね、うまく説明できないんだが。そのへん。
エンタメなら良い。デザインの枠に収まってるなら妥当。でも、アートを勘違いして金儲けに走ってるのを見ると、「うぉいこらまて」と言いたくなるのですよ。それは、なんか理屈があってというより、もっと素直に感覚的に。昔の、清く美しい思い出が汚されたような感じ?
いや、それこそ。そんなものこそ単なる幻想のイメージだってわかってるけどね。
あー、もどかしい。ハイアートが好みというわけじゃない。アール・ブリュットじゃなければというのでもなく。ホワイトキューブがどうこう言う前に、あからさまに下卑たキラキラの見世物で無理やり「どう、これ?カンドーするでしょ」ってのに乗っかるのがいやなんだろうな、心理的に。
いや、まぁ、いずれ乗っかるとは思うけど。そしておれも「ウェーイ」ってやるのかもしれないけど。
でもとりあえず、今はまだイヤだ。と、言いたい。
by t0maki
| 2018-08-15 23:22
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