「これからのサラリーマン旅行論」のトークイベントで東松さんの話に共感しまくり

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忘れもしない、2012年4月22日。北海道の余市にあるニッカウヰスキーの蒸溜所で、10年後に届く予定の僕らがつくったウイスキーのことを考えてたら、突然「よし、転職しよう!」って決意してしまったという。なんだろうね。旅をしてると時々、そんな風に自分の人生を俯瞰で見渡して、すごくドラスティックな変化をあっさり受け入れちゃったりできるよね。全ての旅がそんな風にドラマチックな展開に溢れているわけではないけど、なんというか、普段の生活からちょっと離れたところで新しい考え方や価値観に触れると、その先の人生がガラッと変わるきっかけになったり。旅って面白いな、と。

2012年の夏に今の会社に転職して、その後も定期的に国内外を旅しています。
2013年には、カナダ観光局の「オーロラ王国ブロガー観光大使」に選ばれて、カナダのホワイトホースへオーロラを観る旅をしました。以来、ニュージーランドやタイ、韓国などを旅して記事を書いたり、福島県西会津やいわき市、宮城県石巻市などを復興支援の企画で訪れたり、富山県の南砺市と岡山県の赤磐市にプチ移住して体験記事を書いたり。今年は、「チェコ親善アンバサダー2018」に選ばれ、建国150周年を迎えるチェコのプロモーションイベントなどにも参加する予定です。

会社員、旅人、そしてライター。

ちょうど、今回旅大学でトークセッションを行う東松寛文さんも、「リーマントラベラー」という肩書きで会社員でありがながら旅をしまくっている人なので、すごく個人的に興味があったので、TABIPPO社が主催するそのイベントにレポーターとして参加することにしました。

■TABIPPOと「旅大学」と僕
まず、今回のイベントの主催者である「TABIPPO」について少し説明します。
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TABIPPOはもともと、世界一周を体験した学生たちがつくった団体で、2014年に株式会社になりました。「旅で世界を、もっと素敵に」という理念で、旅に関するさまざまな活動をしています。

たまたま、メイカーズ系のデジタル工房で知り合った方がTABIPPOに入社して、その方が講師を務めた「旅が楽しくなる英会話スクール」というイベントに参加して「へー、TABIPPOの旅大学って面白いなー」と思ったのがきっかけで、その後「タイナイト」という飲み会に参加したり、TABIPPOの雑貨ブランドPAS-POL(パスポル)の3周年記念イベントなどに参加したりなどしてました。

で、改めて今自分のブログの過去記事を検索してたら、なんと僕、TABIPPOが株式会社になる前の2013年3月に、TABIPPOが関わってる世界一周をテーマにしたイベントに参加してました。

知らないうちに、そんなご縁があったんだなぁ、と。


■会社勤めをしながら旅をするということ
「サラリーマン」と「旅人」って、どちらかというと相反するものですよね。自由なイメージのある旅人は、会社員の反対側にあるような存在。だからこそ、その二つを両立することで価値が生まれる、と。「リーマントラベラー」を名乗ってご活躍されている東松さんも、平日仕事をしながら週末や休暇を使っていろんな国を訪れるだけでなく、世界一周までやり遂げてしまったすごい人です。

僕も、昨年は会社の出張でラスベガスに2回、家族旅行で台湾、プレス旅行でチェコ共和国、年末にガジェットのレビューで韓国を訪れたので、会社員にしてはそれなりに旅をしている方だと思います。そういえば、「会社員トラベラー」として、「旅人bar」のゲストバーテンというのもやりました。岡山へのプチ移住体験記も含めて、旅の記事を寄稿したりしてますが、さすがに東松さんほどいろんなところに訪れたりはしてないです。

どうやったら会社員をしながらそんなにも旅ができるのか?僕がこのイベントで知りたかったのはそこです。


■好きなことをやり続けてたら、仕事でも成長できた
東松さんが旅に目覚めたきっかけは、2012年にアメリカへNBAの試合を観にいったときのこと。英語もできず、頼りにしていた旅行ガイドを持っていくのを忘れてしまったけど、行ってみたら不思議となんとかなった、と。そして、どんどん旅にはまっていき、2016年10月から12月にかけて、ほぼ週末だけを使って世界一周を達成。

会社員でありながら旅を続ける方法について、いろいろお話を伺いました。会社でのお土産の渡し方、後輩や上司との付き合い方、仕事の進め方など。金曜の夜に旅の予定を入れることで、集中して仕事ができるようになり、効率が上がったそうです。そして、本当にやりたいことをやるために、やらなくてもよいことは極力やらなくなった、と。以前はよく行ってた「合コン」や「会社の飲み会」もほとんどいかなくなったそうです。

面白いな、と思った東松さんの言葉が「好きを仕事にしようとしても、伸びしろがないのでうまくいかない。本当にうまくいくのは、とことん好きをつきつめていったら、それがいつの間にか仕事に結びついたときだ」っていうのが、心に響きました。ちょっと意訳なので、実際の言葉はちょっと違うかもですが。これを聞いたときに、「なるほどなぁ、そういえばオレもそうだな」と実感したのでした。

好きなことでお金を稼ごうとするとだんだん窮屈になってきて、好きだったことがいつの間にか好きじゃなくなるっての、僕も経験あります。でも、お金とか関係なく、好きなことをひたすらずっとやり続けてると、いつの間にかそれが仕事に結びついていたり。そこらへん、僕もすごく共感しました。


■最後に
東松さんは、以前は「仕事があって自分がいる」という順序関係だったのが、今では「自分がやりたいことが中心にあって、それを実現するために仕事も頑張る」という風に価値観が変わったそうです。

それはまさに、僕が2012年4月22日に北海道の余市でぼんやりと考えていたこととぴったり一致していたので、なんかすごく嬉しくなりました。こういう方が頑張って活躍されているのを見るのはすごく励みになります。

というわけで、本を購入してサインをもらっちゃいました。
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世の中には、すごい人や面白い人がたくさんいます。「会社から外に飛び出すのは大事だよ」って、僕も本当に思います。どんなことでもよいので、やりたいことに向かってまずは一歩踏み出すこと。それが仕事に結びつかなくてもよい。やりたいことを思いっきりやれるってこと自体が、幸せなんだな、と。改めて感じました。

そんなわけで、僕も「日曜アーティスト」として、今まで以上にやりたいことをやっていきます。
というわけで、2月25日に自主イベントの「大人もできるかな」シリーズの第五弾として、「青空フリマ」を開催します。前からやりたかった企画なので、楽しみ。


旅大学のサイトはこちら

今回のレポート記事もあります


by t0maki | 2018-08-15 19:17 | ライフスタイル>旅 | Comments(0)