チェコの12人のイラストレーターを紹介する作品展

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ホントは今頃チェコを旅してるはずだったのに、諸事情あって行けなくなったので、せめてチェコ共和国大使館へ。ギャラリーオープニングです。トマーシュ・ドゥプ大使もいらっしゃってた。

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12人のイラストレーターの作品をパネル展示。なんと、先日の展覧会で原画を見て感動したパヴェル・チェフさんの作品もあってテンション上がった。

後半は、出展作家さんでもあるペトル・ニクルさんによるライブドローイングのパフォーマンスも。正確には、描いてるのは虫ロボットだけどね。和紙の上で、ロボットが縦横無尽に墨でドローイングしてるの、見ていて面白かった。

ちなみに、ロボットの語源はチェコの小説からだって知ってた?チェコ語なんだよね。

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いろんな種類の虫ロボット。細かく振動するものや、ガシャガシャ動くもの。かと思えばひっくり返って動けないものなど、動きを見てるだけで面白い。時々、ニクルさんが墨を足したりしてね。

この作品の面白いのは、ランダムに動くたくさんの虫ロボットが勝手に絵を描いていくのもそうなんだけど、それぞれのロボットが発する音を聴くのもまた面白くてね。いろんなモーターやガジェットの音が組み合わさって、大きな和紙の上を音を立てながら動き回ってて、耳でも楽しめる作品。ニクルさんは音楽活動もしてるらしく、そこらへんもこの作品に反映されてるんでしょうね。視覚と、音の作品。

の割に、ちょっと残念だったのは、パフォーマンス中にずっとおばちゃん同士がビール片手にペチャクチャ雑談してて、すげー邪魔だった。いや、あんたたち何しに来てんだよ、と。世間話するなら、どっか外でやれば良いのに。ギャリーオープニングでアルコール入ると、仕方ないんだろうけど。せっかくのライブパフォーマンスで音も楽しみたいのに、あんたらのゴシップ話は聞きたくねーっす。最近、こういうイライラが多くて、ストレス溜まってるんだろうね。もっと広い心を持たねば。

あと、思ったんだけど、大理石の上に直接和紙を貼って、その上にロボットたちが縦横無尽に直接墨を塗ってたけど、あれって裏移りしてるよね。和紙を剥がした後、真っ白な大理石を綺麗に掃除するのは大変だろうなー、と思った。

ライブドローイングの作品自体は、描いてる過程も完成した作品もすごく面白かった。あの作品は、飾るのかな。

『十二の世界 チェコの現代イラストレーター展』は、広尾のチェコ大使館内にあるチェコセンター東京にて、7/26~9/7の開催です。



by t0maki | 2018-07-26 21:10 | アート | Comments(0)