上野で登らない山登り #アーバンアルピニスト

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今日の登らない山登りは、上野のお山へ。「アーバンアルピニスト」の園山のぼるです。

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地図上の「山」と、みんなが思ってる「山」には時々乖離があって、山だと思ったらそれは単なる呼び名あだ名愛称で、国土地理院的には山だと認められてなかったり。一番わかりやすいのは、「山」がつく地名。東京の青山とか代官山は、山ではない、と。平らなところからボコッと隆起してるのが山。よくある間違いは、台地とか、崖とか。片方から見たら山っぽいけど、反対から見たら単なる段差だったりね。

もともと、江戸時代に幕臣が住んでた高台を「山」って呼んでて、そっちの方面を「山の手(山の方)」って呼んでたのが今の山手線の山の手。山とか丘っていう地名が高級住宅地をイメージするので、今でも都内のあちこちに「山」って名がつく地名がある、と。

で、そんな単なる地名の「山」に訪れて、登らない山登りを楽しむのが、「アーバンアルピニスト」の活動なわけです。

で、今日は上野の山。
今は、上野の杜とか呼ばれてますがね。

その中でも、今日登ったのは摺鉢山です。
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階段でさらって登って頂上に着いたら、カップルが抱き合っていちゃいちゃしてた。やめとけ、ここ。古墳だぞ。

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摺鉢山古墳。摺鉢を伏せたような形をしてるから、そんな名前がつけられました。弥生時代の土器とかが出土されたらしい。

頂上へアタックするルートは何個かありますが、どれも2分もかからず登頂できちゃいます。上野の路上生活者たちのブルーシートハウスがふもとにあって、チラッと見えます。

そんな上野の山登り。上野公園の喧騒を抜けて、緑に囲まれたちょっと静かな場所で物思いに耽りたい時など、ちょっとした異空間的な感じが良いですね。


by t0maki | 2018-07-07 17:18 | Comments(0)