趣味と仕事と特技について。

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趣味と仕事と特技について。

仕事の対極にあるのが、趣味だろうね。
違いはもちろん、それが収入の糧であるかどうか。お金をもらってやるのは仕事。報酬がなくてもやるのが趣味、と。

趣味と特技の違いは?って考えた時に、趣味は好きでやってることなので下手でも構わない。特技はやっぱり、上手でないとね。優れた技術、他の人に負けない得意なこと。

特技を生かした趣味を見つけられたら幸せ。さらにそれを仕事にできたら良いよね。得意なこと、好きなことでお金を稼ぐ、と。

ただ、仕事としてやる以上は、責任と義務も発生する。やりたくないこともやらなければならなくなる。だから、本当に好きなことは仕事にすべきじゃないってのも、考え方としてはある。

どうなんだろうね。

働き方改革とか、副業とか、フリーランスとかアジャイルとか。インターネットとテクノロジーの発達で、いろんな仕事のスタイルが生まれてきた。終身雇用も崩れ、必ずしも長く働けば給料が上がるってわけでもない。

さて。

僕は大学で陶芸彫刻を専攻して、アートを学んでた。今の仕事は、まぁ多少はクリエイティビティが発揮できる場ではあるけど、さすがに陶芸のスキルは役には立たない。たまに自宅にある陶芸窯で好きなものを作るけど、それは全くの趣味。「日曜アーティスト」としての活動も、ほぼ全部趣味。工作を教えたり、写真を撮って記事を書いたり、たまに変な企画を思いついて実行してみたり。

最近は、「大人もできるかな」っていう、テクノロジーとクリエイティビティを組み合わせて遊ぶという大人向けの勉強会を開いてみたり、「アーバンアルピニスト」ってのを名乗って都内で登らない山登りにチャレンジしてみたり。

誰に頼まれたわけでもなく、なんとなく「やってみたいな」ってことを実行してるだけ。もちろん、それは仕事ではないから、利益は度外視。

でも時々たまに、サポートしてくれる人なり企業さんなりがいてとてもありがたいなと思うのです。イベントの会場を無償提供してもらったおかげで無料で勉強会を開催できたし、こないだの登らない登山企画では都営交通さんの乗り放題チケットを二枚もらえたし。

好きなことは、やり続けたら良い。そうすると、同じ趣味の人たちが集まってきて、そこからさらに面白い体験に繋がる。なにかしら得意なことがあるなら、それを仕事に活かすのも大切だけど、とりあえず個人でやりたいことをやりたいようにやってみるってのが大事だなと思います。そっから、何かにつながるかもしれない。繋がらないかもしれない。

一つ言えるのは、好きなことにとことん没頭する時間は、無駄にはならないと思うのですよ。それは、どんなくだらないことでも。むしろ、人がやらないくだらないことであればあるほど、その道のエキスパートになりやすい。

「無駄だ」と思って自分から諦めてしまうのはもったいない。無駄だと思わなければ、無駄ではない。どんどんいろんなことにつなげるきっかけにすれば良い。とにかく、いろいろチャレンジしてくと、時々めちゃめちゃ面白いことに巡り会えたりするよ。

なんかよくわからない「日曜アーティスト」っていう活動で、僕はいろんな友達ができたし、イベントに参加したり、旅をしたり、作品展や勉強会とか、たくさんの人と出会って数え切れないほど貴重な体験をすることができた。無駄なことなんて、全然ない。自分が無駄だと諦めてしまわなければ、きちんと続けていれば、何かしら繋がる。

それが楽しいので、僕はずっとこの、趣味の活動を続けているのです。


by t0maki | 2018-07-05 10:03 | Comments(0)