『デザイン思考の道具箱』は炭酸水のように心地よい刺激がある本

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2箇所の図書館から5冊くらいドシドシ本を借りて、それがそろそろ返却期限なので慌てて読んでるところ。

ここ最近、「テクノロジー」と「クリエイティビティ」を軸にした勉強会を個人で主催してるので、読んでる本の中身もそれによった感じ。

で、この本を読んでみた。


これより前に読んだごっついがっつり教科書的な(実際教科書の翻訳なのだが)本よりはシンプルに分かりやすくまとまってて良い感じ。ちょっと古い本なので、成功事例が「iPod」とか出てきて、「あぁ、そんな時代ね」とか思って懐かしくなるけど、基本の考え方は変わらないのでOK。俯瞰できっちりしっかり整理された状態で「デザイン思考」について把握できるのは良いですね。普段、教鞭を持ってる人なのかな。すごく理解しやすい。

個人的なエピソードとか、私観も入っているのも良いと思います。セオリーだけでなく、「それは実際のところ、どういうことなのか」とかが分かりやすい。

デジタルファブリケーションも出てきた。さすがに、そこは今はもっとツールやコミュニティも当時より発達してますがね。

良い感じの本でしたよ。適度な情報量で、読みやすい。適度な刺激があって、炭酸水みたいな本。これと組み合わせて、分厚いウイスキーみたいな本と一緒に読めば、ちょうどハイボールみたいな感じでとても良い感じの飲み物になると思いました。



by t0maki | 2018-07-03 09:24 | ライフスタイル>映画・書籍 | Comments(0)