言葉が空中で四散する時
2018年 06月 21日
手ですくった水が指の間からこぼれていくように、思考が文章に変換されずにそのまま消えてく。
必死でかき集める。そこにあるのは、ちぐはぐで不揃いな単語の羅列。
2000年の歴史を思い浮かべながら、一本の線を描く。さらに先の2000年を感じながら、次の線を引く。
その線には、なんの情報も込められていない。ただ、その線を描いた僕には、その線を辿っていくことで、2000年の歴史が目の前に現れてくるのを感じられる。
文章を書き上げた瞬間から、その文は書き手から離れ、読み手のフィルターにかけられて、時代と文化とスパイスが加わり広がってく。
さて。そろそろこのブログも5,000記事を超えた。その文章を読み返すと、僕がその時に感じたこと、考えたことを思い返すことができるが、ここではそれはそれほど重要ではない。
by t0maki
| 2018-06-21 04:27
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