屋上考

屋上考_c0060143_10323111.jpg
屋上ってのは、たぶん現代都市社会のフロンティアなんだと思う。その空間の活用法について考えるのは楽しい。

さて。

屋上は、切り取られた屋外空間。庭とも似てるけど、そこにアクセスするために必ず建物を通らなければならないんだよな。プライベートな、アウトドア。中庭に近いけど、建物の一番上にある事で、開放感がある、と。

で、この切り取られた屋外空間をどう活用するか?

すぐに思いつくのが、緑化とか、ソーラーパネルとか、環境のための取り組み。それはそれでありだと思う。植物を植え、太陽エネルギーを活用する。

今回はもうちょっと、その「場」の活用について考えてみたいんだ。そこで、みんなで何ができるのか、を。

プライベートなプチアウトドア空間。BBQやキャンプ、かな。それなら、うちでもベランダバルコニーでやってる。映画の上映も面白いと思う。つい先日もユナイテッドピープル社配給の映画の試写会に参加したけど、そこの市民映画上映会のプログラムをやるのは楽しいと思う。

一方で、都内のビル密集地ということで、音の問題がある。大きな音の出るイベントには向かない。となると、みんながヘッドセットになってしまうのか。大声で喋る飲み会イベントなども微妙なところ。近隣住民からの苦情が来た時点で、アウト。その後のイベント運営も窮屈なものになってしまう。

なるべく音の出ないもの。

鑑賞する、愛でるってのは確かにあるよな。作品展、写真展。

あと、天候にも左右される。先日、元学校の屋上でドローンを飛ばすというイベントに参加したんだけど、当日の天候不良(強風)のせいで、急遽体育館での開催となった。

基本、アウトドアなので、雨に弱い。

* * * 

最近、月一回のペースで個人主催の勉強会/ワークショップをやらせてもらってる。そのシリーズを内容によってはここでやふのも良いかもしれない。屋上で彫刻制作とか。鉄工、金工などはできるんだろうか?家にある電気窯を持ってく?設備的にどこまでいけるか。もちろん、レーザー加工機を置けたら最高だけど。木版プレス機とか。

そこに置ける設備によって、できることも変わるのか。例えば、イーゼルはそこに置いとけるの?とか。

工房的な利用がどこまでできるかは条件次第なので、とりあえずいったんこれくらいにしておいて、イベント利用としてはどんな可能性があるか。

などなど。

先週土曜日と、昨日と、ビアガーデンに行った。良いよね、屋上で、日が落ちて暗くなってくのを感じつつ、お酒と肉。もう、これでいいのかも。

消費するのではなく、創造するなにかをしたいと思うのですよ。それは作品かもしれないし、人の輪かもしれないし、なにかコミュニティとかきっかけとか繋がりとか、そういう目に見えないものかもしれない。

続きはまた今度。

by t0maki | 2018-05-25 18:11 | Comments(0)